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大谷“唯一の弱点”なのに「これは危険」と発言するワケ 200勝右腕が指摘した敵投手のジレンマ

THE ANSWER / 2024年7月21日 18時3分

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

■本拠地レッドソックス戦

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地レッドソックス戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数1安打1得点2四球の活躍。チームは延長11回に7-6でサヨナラ勝ちした。米中継で解説を務めたメジャー通算200勝右腕のアダム・ウェインライト氏は大谷の“唯一の弱点”を分析。一方で「これは危険な、危険な、危険なゾーンです」と矛盾した発言を残した。

 対戦する投手にとってはジレンマだ。7回2死一塁で迎えた大谷の第4打席。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」の画面上には、ストライクゾーンを9分割したコース別の大谷の今季打率が表示された。ど真ん中が.468、内角低めは.400と4割超え。他のコースも軒並み3割を超えており、ほとんど弱点がないことがわかる。そんな中、唯一.161と低打率だったのが内角高めだった。

 実況のジョー・デービス氏が「各チームが狙ってきた1つのスポットが内角高めへの速球です」と紹介。大谷の“唯一の弱点”と言えるコースだが、解説を務めた通算200勝右腕のウェインライト氏は「これは危険な、危険な、危険なゾーンです」と強調した。デービス氏は「そうですね。しっかりと投げきらなければいけませんから」と、投げミスすれば痛打される可能性が高いことを指摘した。

 ウェインライト氏は「外角低めの速球か外に逃げていくスライダーを続けているのはいいですね」と、打率の低い内角高めではなく外角を攻めるバッテリーに理解を示した。大谷はこの打席、外角高めの速球を打ち上げ、三飛に打ち取られた。(THE ANSWER編集部)

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