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「なんで南スーダンが入ったんだ?」 バスケ米国を苦しめた“伏兵”巡りNBA殿堂入り男が炎上→謝罪

THE ANSWER / 2024年7月24日 6時43分

大接戦となったバスケ男子の南スーダン対米国【写真:Getty Images】

■NBA殿堂入りのポール・ピアース氏が炎上

 米プロバスケットボール(NBA)で殿堂入りしているレジェンドの発言が波紋を呼んでいる。パリ五輪の男子バスケに出場する12か国の中で世界ランクが最も低い33位の南スーダンに対し、「身長190.5センチ以上なんていないんじゃないの?」「なんで南スーダンが入ったんだ?」などと嘲笑。しかし、侮った同国が絶対王者・米国相手に1点差の善戦を演じたため、謝罪する羽目になっている。

 過小評価をひっくり返した。セルティックスなどで活躍し、2021年に殿堂入りしたポール・ピアース氏は20日(日本時間21日)、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」の番組「Undisputed」に出演。英国・ロンドンで行われた世界ランク1位の米国と同33位・南スーダンの強化試合を前に「身長6フィート3インチ(約190.5センチ)以上の奴なんていないんじゃないの?」などと南スーダンを嘲笑した。

 さらに「南スーダンとやるんだ。ハハハハハ。(同10位の)リトアニアを入れるべきだった。なんで南スーダンが入ったんだ?」などと侮った発言を繰り返した。しかし米国戦は予想外の展開に。南スーダンが最大16点差をつけるなどペースを握り、絶対王者を最後の最後まで苦しめた。残り8秒で逆転を許したものの、100-101と1点差の熱戦を演じた伏兵に世界が衝撃を受けた。

 ピアース氏の発言は「非常に偉そう」「教養の乏しさ」「見れば見るほど怒りが沸く」などとネット上で炎上。同氏は再び同番組に出演し、「まずは南スーダンに無礼を謝罪したい。彼らのチームや国のことについて全く知識がなかった」と冒頭から陳謝した。「これからはもっと南スーダンの試合を見るよ。エキサイティングだからね。感銘を受けたよ」などと手のひらを返していた。(THE ANSWER編集部)

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