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日本、北京五輪フィギュア団体銀メダルが遂に確定 CASがロシア側の訴え棄却、金は米国 銅メダルはまだ未確定

THE ANSWER / 2024年7月25日 23時24分

北京五輪フィギュアスケート団体の日本代表【写真:Getty Images】

■ISUが公式声明「CASの判断を歓迎する」

 2022年の北京五輪フィギュアスケート団体に関し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が25日にロシア・オリンピック委員会(ROC)の控訴を棄却したと発表。これにより、米国が金メダルに、日本が銀メダルに繰り上げられる措置が遂に確定した。なお銅メダルを巡っては保留となっているという。国際スケート連盟(ISU)は25日、公式サイトで声明を発表。「CASの判断を歓迎する」とした。

 北京五輪では大会期間中、カミラ・ワリエワ(ROC)のドーピング問題が発覚。今年1月、CASはワリエワに4年間の資格停止処分を認める裁定を下した。またISUはこれを受け、団体戦は金メダルが米国、銀メダルが日本に繰り上がると正式発表。1位だったROCはワリエワ個人の成績のみを取り消して総合得点54で銅メダルに。53点のカナダは1点及ばず4位のままとなった。

 この裁定にROCが控訴していたが、25日にCASが棄却したことを発表。これで米国と日本の繰り上がりが遂に確定した。ISUの声明では「ISUは2022年北京五輪のフィギュアスケート団体競技の順位つけなおしに関するROCの訴えを退けたCASの判断を歓迎する。CASの判断は、ISUが1位と2位のチームについて1月30日に発表したことを確認するものだ」とされていた。

 ただ「しかし、3位のチームの順位つけなおしについてはCASがカナダの訴えの判断をするまで保留となる」とも説明されている。カナダは銅メダルを巡って争う姿勢を明確にしており、銅メダルがROCかカナダかは現状では未確定の模様だ。更新された北京五輪団体戦の結果は以下の通り(点数は総合得点)。

1位 米国 65点
2位 日本 63点
3位 ROC 54点
4位 カナダ 53点
5位 中国 50点(THE ANSWER編集部)

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