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聖火リレーで「なんで?」日本人が困惑した人物 起用理由を米メディア考察「視聴者を驚かせる」

THE ANSWER / 2024年7月27日 13時3分

ラファエル・ナダルは最後の聖火ランナーを務めた【写真:ロイター】

■パリ五輪開会式

 パリ五輪は26日(日本時間27日)、セーヌ川沿いで開会式が行われた。夏季五輪としては史上初めて、競技場の外で開催。聖火点灯は柔道男子フランス代表のテディ・リネールと陸上女子で金メダル3個獲得のマリージョゼ・ペレク氏が行った。そこまでの聖火ランナーとして登場したスーパースターにネット上は「なんで?」と困惑。米メディアは「IOCが彼に出席を望むのは当然だ」と理由を考察している。

 セレモニー最終盤、サッカー元フランス代表のジネディーヌ・ジダン氏が登場。聖火を2008年北京大会でテニス男子シングルス金メダルのラファエル・ナダルに手渡した。2人が抱擁するシーンは世界中を熱くさせたが、一方でフランス人ではないスペイン人のナダルの登場には、ネット上の日本人ファンは「何故ナダル?」「なんでナダルなの?」「フランス出身じゃないよね」といった声が。生中継したNHKでも理由の説明がなかっただけに困惑が広がった。

 米スポーツ専門メディア「スポーティングニュース」は「フランスはセリーナ・ウィリアムズ、ラファエル・ナダルらを最後の聖火ランナーとして起用し、視聴者を驚かせる」との見出しで記事を掲載。「奇妙な決定だった。結局、オリンピックの聖火の式典は、他国のアスリートよりも開催国のアスリートの腕前を優先する傾向があったからだ」としたうえで「ナダルはフランスを自分の遊び場に変え、彼のキャリアを通じてなんと14回も全仏オープンで優勝している。彼を名誉のフランス人とは呼ばないが、IOCが彼にイベントへの出席を望むのは当然だ」と記している。(THE ANSWER編集部)

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