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パリ五輪の“斬首女性”に嫌悪感「悪趣味だと思ってる」「グロテスクな風刺」 オーストリア人は否定的

THE ANSWER / 2024年7月27日 21時3分

パリ五輪開会式の演出に様々な声が挙がっている【写真:ロイター】

■開会式の“マリー・アントワネット演出”が物議

 パリ五輪は26日(日本時間27日)、セーヌ川沿いで開会式が行われた。夏季五輪としては史上初めて競技場外で開催。式典ではマリー・アントワネットと思われる女性が歌い出すという強烈な演出が、深夜に視聴していた日本人の度肝を抜いたが、出生国では「面白みのないグロテスクな風刺」「祭典に入れるべきではない」といった批判的な声が上がっている。

 強烈なインパクトを残した。赤いドレスを着た女性が自分の首を持って声高らかに歌うという演出。18世紀のフランス革命で斬首された王妃マリー・アントワネットと思われるキャラクターの合図で、会場はメタル音楽の演奏に包まれた。深夜に観ていた日本のX(旧ツイッター)ユーザーからは「アントワネット様……こわいよお」「アントワネットっぽいのに首持たせて、攻めてるなあ」となど、仰天した様子の声が上がった。

 マリー・アントワネットが生まれたオーストリアのファンもX上で「祝祭に斬首を入れるべきではない」「多くの人はどっちも悪趣味だと思ってる」と否定的な声が上がった。さらに「フランスはいまでも自らを古い秩序を葬った英雄として演出する。長い間続いてきた神話だが、今日においては面白みもないグロテスクな風刺でしかない」「貴族の斬首をなぜこうも肯定的に捉えられるのだろうか。そしてルイ16世のことは忘れてマリー・アントワネットをこういう形で強調することも」となど、嫌悪感を覚えたファンの声も集まっている。(THE ANSWER編集部)

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