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柔道の不可解判定騒動はまさかの結末! 永山竜樹&ガルリゴスが銅メダル 3位決定戦勝利→勝者と敗者2人で表彰台に

THE ANSWER / 2024年7月28日 1時24分

柔道男子60キロ級3位決定戦で勝利した永山竜樹(左)とフラン・ガルリゴス【写真:ロイター】

■パリ五輪・柔道男子60キロ級3位決定戦

 パリ五輪は27日、柔道男子60キロ級3位決定戦で永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)がサリフ・ユルデュズ(トルコ)に勝ち、銅メダルを獲得した。準々決勝で永山に勝ったフラン・ガルリゴス(スペイン)もギオルギ・サルダラシビリ(ジョージア)に勝利。不可解判定で勝者と敗者となった2人が揃って銅メダルとなった。

 永山は準々決勝で2023年世界王者のガルリゴスと対戦し、片手絞めで一本負け。しかし、直前に「待て」がかかった後も相手が絞め続けており、不可解な判定に。永山は納得がいかず、相手との握手も拒否。3分間、畳を降りず“抗議”の意思を示した。

 よもやの形で金メダルの道は絶たれたが、敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦に進出。ユルデュズを相手に開始50秒で内股をかけ、技ありを奪った。さらに残り1分を切って、さらに技ありで合わせ技の一本勝ち。気持ちを切らすことなく戦い抜き、メダルを手にした。

 ただ、試合後の本人に笑顔はなく、悔しさをうかがわせた。中継局のインタビューでは「負けてから切り替えるのは大変だった。目標は金メダルだったので……正直ちょっときつかったけど、両親、妻、息子も…たくさんの方が応援に来ていた。銅メダルを獲ろうと思って気力だけで戦いました」と言葉を詰まらせながら振り返った。

 一方でガルリゴスは準決勝で敗れ、3位決定戦に回ることに。ここで踏ん張り、サルダラシビリを破り、銅メダルを獲得した。準々決勝で明暗が分かれた永山とガルリゴスが同じ表彰台に上ることになった。(THE ANSWER編集部)

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