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池江璃花子、感動広がった競泳ジャパン54人の記念写真 奇跡の復活劇「ものすごく濃い時間」【東京五輪プレーバック】

THE ANSWER / 2024年7月28日 13時33分

東京大会に出場した池江璃花子【写真:Getty Images】

■東京大会で注目…池江璃花子の白血病からの再起

 パリ五輪が遂に開幕。4年に1度の大舞台を盛り上げるべく、前回の2021年東京大会で話題になった名場面をプレーバックする。池江璃花子(横浜ゴム)の復活劇は、海外でも大きな注目を集めた。高校1年で2016年リオデジャネイロ大会に出場するも、19年に急性リンパ性白血病との診断を受ける。苦難を乗り越え迎えた大舞台。競泳チーム全54人が集まった集合写真と、長文のメッセージがファンの感動を呼んだ。

 リレーメンバーとして挑んだ東京大会。初レースとなった女子400メートルリレーのあと「悔しさ8割、楽しさ2割」と率直な思いを言葉にしていた。退院から初めてプールに入ったのが、2020年の3月。奇跡の五輪代表入りを果たし、全てを終えると感極まって涙を流した。

 閉会式の後。池江がインスタグラムに投稿した2枚の写真とメッセージが感動を呼んだ。

 1枚はプールサイドで競泳チームの54人が写った集合写真。池江は中央で日の丸を広げている。2枚目は計8選手でポーズを作り笑顔だった。

「東京オリンピックが閉幕しました。自分の2度目のオリンピック。2016年のリオ大会からのこの5年間、ものすごく濃い時間を過ごしてきました。アジア大会6冠、世界ランキング1位まで上り詰め、そして病気の発覚。1年延期された時の選手たちの気持ち、様々な意見の中での開催。どのアスリートにとっても、私にとっても開催されることの不安はありました」

 こうつづった池江。続けて、感謝を記した。

「こうして無事に閉会式を終えられたこと、そして自分が選手の時に行われた母国開催。全てが特別であった試合でした。無観客ではありましたが、皆様のたくさんのご声援は沢山届きました! ありがとうございました。

 そして暑い中、ボランティアの方々や、警察官、自衛隊、サポーター、医療従事者、関係者の方々、このオリンピック母国開催を安全で素晴らしい大会にご尽力いただき、本当にありがとうございました。皆様にとっても一生残る素敵な時間であったら嬉しいです」


(画像は池江璃花子のインスタグラムのスクリーンショットより)

 迎えたパリ五輪、2大会ぶりに臨んだ五輪個人種目の女子100メートルバタフライは準決勝で敗退。インスタグラムのストーリー機能で「4年後、リベンジしに帰ってきます。みなさんたくさんのご声援ありがとうございました。気持ちの切り替えには時間がかかると思うけど、しっかり自分と向き合って行きたいと思います」と記した。池江の挑戦はまだまだ続いていく。(THE ANSWER編集部)

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