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五輪4位→初対面で暴言「税金で行ってるのに、メダル獲れずどうする」 元日本代表の壮絶体験 警鐘に集まる賛同

THE ANSWER / 2024年7月28日 16時13分

日本選手団【写真:ロイター】

■シドニー大会出場の萩原智子さんが壮絶経験明かす

 パリ五輪が開幕。アスリートの活躍が期待される中、前々から問題となっているのがSNSを通じた誹謗中傷だ。2000年シドニー五輪の競泳日本代表・萩原智子さんがXにて警鐘を鳴らし、自身の壮絶な体験も告白。ファンからも「おっしゃる通り」「五輪の舞台に立てる事自体が素晴らしい事」などと賛同を集めている。

 萩原さんが回顧したのは、自身が4位となったシドニー五輪のこと。「悔しくて情けなくてドン底のまま帰国した時、『国の税金使って行ってるのにメダルの1つや2つ取ってこれなくてどうするんだ』と初対面の方に言われました」と心無い言葉に傷ついた経験を明かした。

「突き刺さる言葉に心が壊れましたが、それ以上に多くの温かい言葉に救われ、私は今、生きていられます」。酷いことを言われても、周囲の支えがあったから耐え凌げた。「結果が出なくてもいいや…なんて思っているアスリートはいないんです。不安や怖さを乗り越え、世界の舞台でチャレンジしているアスリート達に拍手を送ってあげたい…私はそう思います」とも記した。

 パリ五輪を迎え、萩原さんは「私のSNSにも心無い言葉が届いています」と告白。「立場が逆だったらどうなんだろうか、と、言葉を発する前に少しだけ考えてみませんか?」と警鐘を鳴らした。

 2022年の冬季北京五輪を前に、当時スポーツ庁長官を務めていた室伏広治氏は「もとより他人を誹謗中傷する行為は、いかなる理由があっても許されないことであり、真摯にプレーしているアスリートをおとしめる言動は、決して正当化される行為ではありません」などと異例の呼びかけをするなど、以前からアスリートへの誹謗中傷は問題視されていた。

 萩原さんの投稿には「こういうポストもとても大事」「おっしゃる通りですね」「五輪の舞台に立てる事自体が素晴らしい事です」「アスリートの努力を、一過性のコンテンツのように消費しないで欲しい」などと賛同の声が多数集まっている。(THE ANSWER編集部)

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