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中国体操、大逆転V逸で誤発信騒動 最終種目前に先走り「祝・金メダル」→削除…五輪金メダリストが謝罪

THE ANSWER / 2024年7月30日 15時33分

最終種目の鉄棒で日本に逆転され銀メダルに終わった体操男子中国代表【写真:ロイター】

■体操男子団体

 パリ五輪は29日、体操の男子団体決勝が行われ、日本は2大会ぶりの金メダルを獲得した。5種目を終えて中国が3.267点差をつけて独走態勢だったが、最終種目の鉄棒2人目が2度落下するハプニング。日本に大逆転を許し、銀メダルに終わった。この試合で中国の金メダリストが5種目を終えた時点でSNSで母国の金メダルを祝福。先走った結果、まさかの結末が訪れ、謝罪に追い込まれている。

 まさかの結末だった。最終種目の鉄棒で2人目の蘇煒徳が離れ技で2度落下。11.600点と得点を伸ばせず。チームメートに励まされたが、顔面蒼白に。この後、橋本大輝など日本の2人が完璧な演技を披露。中国は0.532点及ばず、金メダルが手元からすり抜けた。

 中国メディア「ジーボーバ」によると、2008年北京、2012年ロンドンの団体金メダルメンバー・陳一氷は鉄棒の演技が始まる前にSNSを更新。「祝・中国体操男子団体の金メダル獲得。12年ぶりのNo.1、めでたい。後輩たちを誇りに思う。これからは更によくなるに違いない、後輩たちが喜ぶ写真を一緒に貼れなくて申し訳ない」と記し、自身が獲得して以来の金メダル獲得を先走って祝福した。しかし、結果は大逆転で銀メダルに。この投稿は一時、中国のネット検索ランキング上位になり、投稿を削除したという。

 これを受け、陳一氷は新たにSNSを投稿。「12年ぶりに…大きな得点差でリードしていたので、そうなると思っていた。男子団体の優勝が見たかったのだ」と釈明。「後輩たちには泣かないでほしい。後輩たちの涙を見るのはしのびない。本当につらい。(誤発信をして)申し訳ない。批判は甘んじて受けたい。最後に結果が出るのを待たずに早計だった。こんな逆転が起きるとは思いもしなかったのだ。本当に申し訳ない」と謝罪に追い込まれたという。

 さらに、銀メダル獲得の祝福と無念を記し、ファンに選手を思いやるように呼び掛けた上で「本当に申し訳なかった。しかし、これがスポーツだ。起きたすべてのことを許してほしい。後輩たちには、一日も早くコンディションを立て直してほしい。種目別も頑張ってほしい!」とつづったという。(THE ANSWER編集部)

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