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日本人ボクサーが襲われた“世紀の大誤審” 6度倒しても判定負け…レフェリー追放の大騒動に【オリンピック事件簿】

THE ANSWER / 2024年7月31日 23時53分

2012年ロンドン大会でマゴメド・アブドゥルハミドフと対戦する清水聡(右)【写真:Getty Images】

■夏季五輪で起こった事件を振り返る

 パリ五輪は連日熱戦が繰り広げられている。夏季は1896年に第1回大会が開催され、今回で33回目。数々の名場面のほか、記憶に残る“事件”も起きてきた。4年に一度のこの機会に、過去の出来事を「オリンピック事件簿」として振り返る。2012年ロンドン大会ではボクシング男子の清水聡がまさかの誤審騒動に巻き込まれ、一度は敗退となったものの協議の末に結果が覆されるという異例の裁定。担当レフェリーが大会から追放され、所轄団体が声明を発表するなど大揺れだった。

 2012年8月2日、バンタム級2回戦でマゴメド・アブドゥルハミドフ(アゼルバイジャン)と対戦した清水。3回に入ってから一方的に攻める展開となり、アブドゥルハミドフはクリンチで逃れて6度もリングに倒れ込んだ。しかし、トルクメニスタン人レフェリーはダウンを取らずに試合を続行。結局、清水は17-22の判定で敗戦を告げられた。

 これに対し、清水側は直後に提訴。国際アマチュアボクシング協会(AIBA)の協議の結果、清水のレフェリーストップ・コンテスト(RSC)勝利に結果が覆された。AIBAは直ちにトルクメニスタン人レフェリーを大会から追放すると発表。呉経国会長が「このような処分を下さなければならず非常に遺憾」といった声明を発表する事態となった。

 敗退を逃れた清水は3日後の8月10日に行われた準々決勝も勝って4強入り。同10日の準決勝では敗れたものの、1968年メキシコ五輪以来のボクシング競技でのメダル獲得となった。(THE ANSWER編集部)

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