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性別騒動の女子ボクサーが五輪で勝利、IOCは「完全に出場資格ある」と断言「パスポート上女性だ」

THE ANSWER / 2024年8月2日 4時13分

ボクシング女子66キロ級2回戦でアンジェラ・カリニと戦ったイマネ・ケリフ【写真:ロイター】

■パリ五輪

 パリ五輪は1日、ボクシング女子66キロ級2回戦が行われ、イマネ・ケリフ(アルジェリア)がアンジェラ・カリニ(イタリア)に勝利した。開始46秒でカリニが棄権。ケリフは昨年の世界選手権で性別適格性検査に不合格となり、出場権を剥奪された過去がある。国際オリンピック委員会(IOC)は「完全に出場資格がある。魔女狩りのようなものに変えない責任がある」などと主張している。

 初回、序盤からケリフの強打を浴びたカリニは、棄権を選択。納得いかない様子で怒りの声も上げていた。ケリフの勝利が場内にコールされると、カリニは膝をキャンバスにつけて号泣。握手などは交わさずリングを降りた。英高級紙「テレグラフ」は試合後、「あれほど強いパンチを受けたことは今までなかった」と話すカリニのコメントを紹介。鼻を骨折した可能性もあると伝えた。

 同紙によると、ケリフは国際ボクシング協会(IBA)主催の昨年の世界選手権でDNA検査を実施した際、XY染色体を持っていることが証明されたとして、出場権を剥奪されている。同紙は「IOCは最悪の形で女性を裏切っている」と題する記事でIOCのスポークスマン、マーク・アダムズ氏が試合前に話したコメントを紹介。「これらのボクサーは完全に出場資格がある」と主張しているという。

 パリ五輪には、同じく世界選手権で性別適格性検査に不合格となったリン・ユーティン(台湾)も出場している。アダムズ氏は「彼女たちはパスポート上女性である。このように汚名を着せ始めるのは有益ではない。私たちは皆、これを魔女狩りのようなものに変えない責任がある」と話した。同紙は「世界スポーツで最大の運営組織にとって遥かに大きな責任は、女性の安全を守ることだ」と批判的に報じている。

 ケリフは2021年東京五輪はライト級で出場し、準々決勝まで進出していた。(THE ANSWER編集部)

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