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世界最強スイマーが中国人コーチを「無視」 五輪競泳でまた物議、中国メディア「彼は侮辱した」

THE ANSWER / 2024年8月3日 13時33分

今大会4個目の金メダルを獲得したレオン・マルシャン【写真:ロイター】

■パリ五輪・競泳

 パリ五輪は2日、競泳の男子200メートル個人メドレー決勝が行われ、地元フランスのレオン・マルシャンが1分54秒06の五輪レコードで優勝し、今大会4個目の金メダルを獲得した。そんな中、中国メディアはレース後の「議論を呼ぶ一幕」を報道。中国代表チームのコーチが祝福のために握手を求めたが、マルシャンがこれを無視し「衆人環視の中で、彼は公然と中国の競泳チームを侮辱した」と伝えている。

 今回、レースの舞台裏について「フランスの『4冠王』が試合後にあからさまに中国競泳チームを侮辱! 握手を無視。潘展楽選手の発言はうそではなかった」との見出しで報じたのは、中国メディア「新浪財経」。本文では「競技後には議論を呼ぶ一幕があった」としたうえで「マルシャンが男子200メートル個人メドレー決勝戦で優勝した後のことである。中国競泳チームの朱志根コーチが4冠王達成を祝福して握手を求めたのだが、マルシャンが選んだのは『無視』だった」と記した。

 続けて、このシーンについて「会場中のフランスの観衆がみなマルシャンを見ていた。その衆人環視の中で、彼は公然と、はっきりと、中国の競泳チームを侮辱した」と断罪。朱志根コーチは、かつて五輪で2大会連続金メダルの孫楊を指導し「中国競泳チームの著名なコーチ」とされる存在。それだけに「今回の件で、潘展楽がこれまで訴えてきたことが事実だったことが明らかとなった。潘展楽も先日、自分があいさつしたのに無視されたとしていた」とも伝えている。

 31日の男子100メートル自由形で金メダルを獲得した潘展楽は、銀メダルのカイル・チャルマーズ(オーストラリア)からは無視されたと告白して波紋を呼んでいた。(THE ANSWER編集部)

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