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アキレス腱断裂に世界が騒然、陸上100mの伝説ウサイン・ボルト 引退後のサッカー挑戦で話題に【五輪あの人は今】

THE ANSWER / 2024年8月5日 2時33分

豪州Aリーグのセントラルコースト・マリナーズでフレンドリーマッチに出場したウサイン・ボルト【写真:Getty Images】

■陸上男子100メートルの世界記録保持者、ウサイン・ボルトの現在

 熱戦が続くパリ五輪。現在開催されている陸上競技で、驚異の世界記録として今も破られていないのが男子100メートルのウサイン・ボルト(ジャマイカ)が記録した9秒58だ。ボルトは2008年の北京、2012年のロンドン、2016年のリオデジャネイロと同種目で3連覇しただけでなく、200メートルと4×100メートルリレーを含めれば計8つの金メダルを獲得している。そして引退後もサッカーに挑戦するなど驚かせた。

 ボルトが初めて五輪の舞台に立ったのは2004年アテネ大会。ただ男子200メートルで予選敗退に終わった。それが100メートルに本格参戦し始めると急成長。2008年の北京五輪では9秒69の世界新で圧勝し、天に向かって弓を射るかのような“稲妻ポーズ”も大きな話題となった。この大会、男子200メートルでも19秒30の世界新を残して金メダルに輝いた。

 その後、2012年のロンドンと2016年のリオデジャネイロの両大会でも、100メートルと200メートルで金メダルを獲得。2017年の世界陸上を最後に現役を退いた。その後始めたのが、サッカーでの挑戦だ。

 2019年、英国のサッカー専門媒体「GOAL.com」はボルトがその後、ドイツのボルシア・ドルトムントやノルウェーのストロムスゴッドセット、豪州Aリーグのセントラルコースト・マリナーズなどで練習に参加したが、契約には至らなかったと伝えている。当時ボルトは「良い経験だった。チームにいるだけで本当に楽しかったし、陸上競技とは違っていて、続いている間は楽しかった」とコメントしている。

 今年6月には、元プロ選手も出場する英国でのサッカーのチャリティ試合に出場し、右足のアキレス腱を断裂。大けがには世界から驚きと心配の声が上がった。(THE ANSWER編集部)

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