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冷静な久保建英が号泣「今日の負けは重い」 3年前、涙を誘った敗戦後の姿「ちょっときついですね」【東京五輪プレーバック】

THE ANSWER / 2024年8月5日 3時33分

東京五輪3位決定戦でメキシコに敗退し涙を流す久保建英【写真:Getty Images】

■東京五輪の名シーンを振り返る

 連日熱戦が繰り広げられているパリ五輪。前回2021年東京大会でも、数々の印象に残る場面が生まれた。4年に1度の大舞台を盛り上げるべく、前回大会をプレーバックする。サッカー男子の日本は2012年ロンドン大会以来となる3位決定戦に臨んだが、メキシコに1-3で敗れてメダル獲得はならず。“飛び級”でメンバー入りした久保建英は試合後に「こんなに悔しいことはない」と号泣。ファンの涙を誘った。

 序盤から苦しい展開。1-3と完敗した試合終了直後、久保はピッチに頭をつけて顔を上げられなかった。相手選手に肩を叩かれても、簡単には起き上がれない。表情を崩して人目をはばからず号泣。この大会に懸けてきた思いの大きさが窺えるシーンだった。

 試合後のテレビインタビューでは、最後までゴールを目指す姿勢を見せたことを聞かれ「そんなものは何もならないですし、結果、相手も疲れている中で3点とられて、こっちは1点しか取れなくて。こんなに悔しいことはない。ちょっときついですね」と悔しさを隠さなかった。

「次のチャンスが自分にあれば、今度はそっちの勝利に貢献したい。本当に今日の負けは重いなと思います。めちゃくちゃ楽しかったけど、結果手ぶらで自分の家に帰ることになりますし、今までサッカーだけやってきて、こんな悔しいことはない。この気持ちを忘れないようにしたい。ありがとうございました」と涙を拭った。

 久保の涙にはファンも心を打たれ「あんな姿初めて見た」「釣られて泣けてきた」などともらい泣きする声がSNS上でも溢れた。普段は冷静に物事を分析する19歳の涙は国民に大きなインパクトを与えた。久保はその後、レアル・ソシエダで主力として活躍。日本代表でもカタールW杯、アジアカップなどで戦っている。(THE ANSWER編集部)

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