1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

バレー男子きょう世界2位イタリア戦 石川、高橋藍の状態は…ブラン監督が見出す勝機「食らいつけば迷い出る」

THE ANSWER / 2024年8月5日 15時7分

石川祐希【写真:ロイター】

■パリ五輪

 パリ五輪は5日、バレーボール男子準々決勝で日本代表がイタリアと対戦する。52年ぶりの金メダルをかけて負けられない戦いに突入。フィリップ・ブラン監督、主将の石川祐希が日本バレーボール協会(JVA)を通じてコメントした。

 ブラン監督は1勝2敗だった予選ラウンドを振り返り「ドイツ戦では強いサーブに対しパスがよかった。アルゼンチン戦ではブロックとミドルブロッカーのプレーがよく、アメリカ戦は西田のプレーがよかった。次の試合ではそれぞれのいい点を集結させてぶつかっていきたい」と総括した。

 イタリアは世界ランク2位の強豪。日本も同6位と力をつけてきた。勝利のポイントは「チームスピリット」と語るブラン監督は「チームプレーが我々のキーになる。イタリアは今まで(五輪で)金メダルを取ったことがないので圧力を持って挑んでくる。その時に一つひとつのボールに食らいついていけば、イタリアのマインドに迷いが出てきて我々に勝機が出てくる」と分析した。

 ここまで石川、高橋藍の状態が100%ではなかった。ともに昨季はイタリアでプレー。高橋については「怪我があって、ネーションズリーグの後半戦に出場できなかった。そこから少しずつ、試合ごとによくなってきているので、次の試合が彼のピークになることを願っている」と期待した。

 24-25シーズンは同国1部ペルージャに移籍するエース石川については「ドイツ戦の最初はいいプレーをしていた。試合の結果やふくらはぎをつって少し自信を失ったように感じる」と分析。「ただ、次の試合では戻っているだろうし、イタリア相手に彼は特別な感情を持っているので、何かいいプレーをしてくれることを期待している」と話した。

■石川は「相手は僕を狙ってくると思う」

 石川は「チームとしても、個人としても求めていたものとは違う結果だったが、予選を突破したことが重要。この後はどこと当たっても力があるチームばかりなので、ここからかなと思う」と予選の3試合を振り返っている。

 自身の状態をどう上げていくか。「サーブレシーブを安定させることが一番大事だと思う。スパイクに関して、アメリカ戦は試合に出た1、2セットは決定率が高かったので心配はしていない。まずはサーブレシーブを大事にしていきたい。イタリア戦も相手は僕を狙ってくると思うので、その時にしっかり耐えられるように、パフォーマンスをしていきたい」とまずは守備をポイントに挙げた。

 強敵イタリアに対し、「正直どことやっても、準々決勝の難しさは変わらない。イタリアはとても強い国で、こういうチームを倒さないと次に進めない」と臆する気持ちはない。「相手のことより自分たちのベストを毎試合で出していくことにフォーカスしなければならない。サーブレシーブで耐えて、いい状況で関田(誠大)選手が(トスを)上げられるようにすることが勝負の鍵だと思うし、相手のブロックがいいのでハイボールになったときの状況判断を間違えないようにして、常に攻めの姿勢を取れるようにしたい」とした。

 ブラン監督は「メダルを獲りにオリンピックにきている。メダルを獲るには決勝トーナメントに進まないといけないが、まずはそれを達成した。ここからの次の3試合、これまで築き上げてきたチームを見せたい。最後に日本らしいバレーができることを期待している」と意気込み、石川も「ここからは負けたら終わりなので、絶対に勝ち切ると強い意志を持って臨むことと、ベストパフォーマンスをすることが重要だと思う。ここにメダルを獲りにきているので、絶対に獲りにいく」と強い気持ちを見せた。(THE ANSWER編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください