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相手棄権でメダル確定→表彰台で取った中国女子の善行に感動「五輪精神!」「どれだけ優しい子なんだ!?」

THE ANSWER / 2024年8月6日 7時13分

右膝を負傷し号泣するカロリナ・マリン【写真:ロイター】

■パリ五輪

 パリ五輪は5日、バドミントン女子シングルス決勝が行われ、何氷嬌(中国)が安洗塋(韓国)に0-2で敗れた。銀メダルに終わったが、表彰式では準決勝で対戦し、試合中に棄権した相手選手の母国のバッジを持って登壇。スポーツマンシップに対し、母国ファンは「どれだけ優しい子なんだ!?」と称賛している。

 表彰台でメダルとともに輝きを放っていた。銀メダルを獲得した何氷嬌は小さなバッジを手に登壇。五輪マークの下にスペイン国旗があしらわれたものだった。

 4日の準決勝でリオ五輪金メダリストで世界ランク4位のカロリナ・マリン(スペイン)と対戦。マリンはリードしていた第2ゲーム途中で右膝を負傷し、途中棄権した。金メダルの道がよもやの形で途絶えて号泣。うつ伏せになって動けず、何氷嬌も心配そうに駆け寄っていた。何氷嬌は“不戦勝”でメダルが確定した。

 世界の注目が集まる表彰台で示したスポーツマンシップ。中国メディア「ジーボーバ」は母国選手の善行を伝えた。すると、中国ファンが粋な行動に「オリンピック精神だ!」「何氷嬌はなんでこんなに善良なんだろう」「どれだけ優しい子なんだ!?」「マリンは本当につらそうだったから、心配になるよね」「優しすぎる。次は更にいい成績を目指してほしい」と感動している。

 記事によると、何氷嬌は「今日、スペインのバッジを持って表彰台に上がったのは、準決勝で相手選手が怪我をしたことがとても悲しかったからです。マリン選手のような懸命な戦いぶりで決勝に臨みたいと思いました。マリン選手はとても素晴らしいアスリート。これを見てほしいです。それから、一日も早くよくなってほしいです」と話したという。(THE ANSWER編集部)

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