「この1枚はいろんな理由で泣ける」 壮絶な敗退直後、バレー日本が表した敬意を海外メディア拡散

フルセットの激戦の末、イタリアに敗退したバレーボール男子日本代表【写真：ロイター】

■壮絶敗戦後の記念撮影に感動の声

　パリ五輪は5日、男子バレーボールの準々決勝を行い、世界ランキング6位の日本は同2位のイタリアに2-3で逆転負けを喫した。五輪では2大会連続の8強敗退。ただ試合後の記念撮影で、選手たちが昨年3月に胃がんで亡くなった元日本代表・藤井直伸さんと一緒に記念撮影に納まる姿には世界中から感動のメッセージが集まっている。

　日本は開始からの2セットを連取しながら、その後3セットを立て続けに落とし敗れた。最終セットではマッチポイントを握りながら壮絶な敗戦。試合後の選手たちは涙を見せた。

　この日のベンチには藤井さんの遺影が置かれ、この舞台を目指した盟友と共に戦う覚悟を示していた。

　試合後の記念撮影には、背番号3のユニホームを着たこの写真も加わった。バレーボール専門メディア「バレーボール・ワールド」は公式X（旧ツイッター）で「日本代表がパリ五輪最後の写真撮影でナオノブ・フジイに敬意を表する」としてこの場面を拡散した。

　海外のファンにも感動が広がった。

「いつか金メダルで敬意を示そう」
「この1枚はいろんな理由で泣ける」
「泣かずにはいられない」
「伝説的なチームだ」
「フジイさんも誇りに思ってくれているよ！」

藤井直伸さんの遺影と一緒に記念撮影をするバレーボール男子日本代表（画像は「バレーボール・ワールド」公式Xのスクリーンショット）

　などのコメントが並んでいた。（THE ANSWER編集部）