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女子バド涙の負傷棄権→表彰式で中国女子の善行に感激 メダル逃した本人「信じられない程感謝」

THE ANSWER / 2024年8月6日 23時39分

右膝を負傷し号泣するカロリナ・マリン【写真:ロイター】

■パリ五輪

 パリ五輪のバドミントン女子シングルス準決勝で右膝の負傷で途中棄権したスペインのカロリナ・マリンが自身のインスタグラムを更新。準決勝で対戦した何氷嬌(中国)のスポーツマンシップに対し、「私はずっと彼女に信じられないほど感謝するでしょう」と感激している。

 マリンは4日の準決勝で、リードしていた第2ゲーム途中に右膝を負傷し、途中棄権。金メダルの道がよもやの形で途絶えて号泣した。“不戦勝”で決勝に進んでいた何氷嬌は、表彰式で小さなバッジを手に登壇。五輪マークの下にスペイン国旗があしらわれたものだった。中国メディア「ジーボーバ」の記事では「マリン選手はとても素晴らしいアスリート。これを見てほしいです。それから、一日も早くよくなってほしいです」などとコメントした事が伝えられていた。

 こうしたことを受け、マリンは「日曜日、私は人生で最も辛い瞬間の1つを経験しました。数日経ちましたが、消化するためにはまだ時間が必要そうです。誰もそんな報いを受けるに値しない状況に対処せざるを得ないのが人生だと思います。私たちはそれを受け入れ、最善の形で対処しなければいけません」と振り返り、何氷嬌への感謝をこう示した。

「私はこれほど多くの愛を受け取ったことはありませんでした。それは計り知れないほどのものです。しかし、きっとあなた方は私が1人の人間を特筆することを許してくれるはず。私は何氷嬌の決勝での健闘を祈っていました。スポーツマンシップこそが最上のものだから。しかし、表彰台での瞬間は私に誰かがしてくれた行動の中でも最も素敵なことの1つでした。私はずっと彼女に信じられないほど感謝するでしょう」

 そして「私たちは時にスポーツを人生の手本として使うことを、私は忘れずに記憶にとどめておきたいと思います。日曜日もその一例でした。懸命に努力し、夢を実現するために他の誰よりも懸命にトライすれば、それは実現します。しかし、いつもそうなるとは限りません」「ずっと昔にウエルバの街を出た少女の夢を私は果たしました。しかし、私には果たすべき他の夢がありました。関係なく、人生は続き、私は自分の夢を追いかけ続けます。さあ、新しい旅の始まり、そして私はすでにそれを知っています……」と前向きに締めくくっていた。(THE ANSWER編集部)

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