「インタビューで初めて聞いた」 レース直後、田中佑美が発した言葉に感嘆の声「頭が良い証拠」

女子100メートル障害に出場している田中佑美【写真：奥井隆史】

■パリ五輪・陸上

　パリ五輪は8日、陸上の女子100メートル障害の敗者復活戦が行われ、25歳の田中佑美が12秒89（向かい風0.2メートル）の組2着で準決勝進出を決めた。フラッシュインタビューでは冷静な語り口でレースを振り返ったが、ネット上の日本人は田中の言葉遣いに注目。「謙譲的言葉で仰るインタビューって初めて聞いた」「丁寧な言葉」といった声が上がっている。

　落ち着いて振り返った。レースを終えて日本の中継局が待つフラッシュインタビューの場に立った田中。「自分のペースを崩さないってことをテーマに走りました」と話すと、レースプランやレース中の心境についても触れた。レース分析の中では「さっきも『落ち着いて」と申し上げましたが」など、準決勝進出にも浮かれる様子はなく、丁寧な言葉で振り返った。

　インタビューの様子を見たネット上の日本人は、田中の落ち着きぶりに感嘆。「『申し上げた』と、謙譲的言葉で仰るアスリートのインタビューって初めてだったように思う。それだけで、好い娘だなぁ～と思いました」「こういったインタビューで『申し上げましたが…』という丁寧な言葉遣いはなかなか聞けない」「レース後のインタビューで、走る時の気持ちや、レースの分析、次に向けた気持ちなど、とても丁寧に話していて、より応援したくなった」「インタビューの話し方で頭いいってわかる」「理路整然と語るのは頭が良い証拠」といった声が広がっていた。（THE ANSWER編集部）