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五輪のスポーツマンシップを放送禁止に 亡命メダリストをイランが検閲「様々な感情を…」米報道

THE ANSWER / 2024年8月10日 4時53分

銅メダルを獲得したキミア・アリザデ【写真:ロイター】

■パリ五輪

 パリ五輪は9日、テコンドー女子57キロ級が行われた。銀メダルのナヒード・キアニ(イラン)と銅メダルを獲得したイラン出身のキミア・アリザデ(ブルガリア)が表彰台で互いを祝福するハグを交わしたが、イランの公共メディアがその映像を検閲したという。米識者が伝えた。

 スポーツマンシップが放送禁止だったようだ。表彰台に上がったキアニとアリザデ。他の選手とともに順番にハグを交わし、感動的にスポーツマンシップが生まれた。選手たちには満面の笑みが咲いている。

 米国のシンクタンク「アトランティック・カウンシル」のシニア・フェローでイランの専門家であるホリー・ダグレス氏がXで「イラン公共メディアは、元チームメイトであるナヒード・キアニとキミア・アリザデの抱擁を検閲した」と報道。「新たな話題の映像がイラン人の様々な感情を呼び起こした:歓喜、誇り、そして何人かのディアスポラにとっては亡命の苦しみ」と説明した。

 アリザデはイラン出身のテコンドー選手で、2016年リオ五輪では同国代表として出場し、銅メダルを獲得。米国公共ラジオ局「NPR」によると、その後に亡命した。イラン当局による性差別や虐待、公の場でのヒジャブ着用義務について批判していたという。21年東京五輪には難民選手団として出場。五輪公式サイトによると、今年になってブルガリア国籍を取得し、パリ五輪に臨んでいた。(THE ANSWER編集部)

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