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性別騒動の女子ボクサー2人が金メダル 世界の論争を呼んだ五輪終結、ケリフ&リンに場内拍手

THE ANSWER / 2024年8月11日 4時46分

金メダルを獲得したイマネ・ケリフ(左)とリン・ユーチン【写真:ロイター】

■パリ五輪

 パリ五輪は10日、ボクシング女子57キロ級決勝でリン・ユーチン(台湾)がユリア・シェレメタ(ポーランド)に5-0の判定で完勝し、金メダルを獲得した。66キロ級で金メダルに輝いたイマネ・ケリフ(アルジェリア)とともに性別適格性検査に不合格となった過去があり、世界的な議論が巻き起こっていた。

 リンは着実にポイントを奪って優勢に試合を進めた。祈るように目を瞑って判定結果を待ち、勝利のコールで雄叫びを上げた。相手とも健闘を与え合い、会場は拍手に包まれた。前日に優勝したケリフにも会場から拍手が送られていた。

 リンとケリフは、国際ボクシング協会(IBA)が主催する昨年世界選手権の検査でXY染色体を持つと証明され、出場権を剥奪された。しかし、今大会は出場が認められ、ケリフの初戦を機に世界的論争に。事態を受けた国際オリンピック委員会(IOC)は2人が東京五輪、世界選手権、IBAが認可する大会などに女性として問題なく出場した経歴を強調した。

 さらに「彼女たちは突然適正な手続きなく失格させられた」と昨年の出場権剥奪の不当性を指摘。IBAはガバナンス問題などを長年抱え、パリ五輪のボクシング運営を禁止されており、2人は過去の大会と同様にパリ五輪に出場できた。IOCのバッハ会長は「女性として生まれた2人のボクサーがいる。何年もの間、女性として出場してきた。彼女らを女性として疑う余地はない」としていた。(THE ANSWER編集部)

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