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五輪マラソン最終盤の“体当たり”が賛否「汚い動き」「品のない行動」 敗れた銀メダリストに批判も

THE ANSWER / 2024年8月12日 8時53分

熾烈な優勝争いを繰り広げたシファン・ハッサン(左)とティグスト・アセファ【写真:ロイター】

■パリ五輪

 パリ五輪は11日、女子マラソンが行われ、シファン・ハッサン(オランダ)が五輪新記録となる2時間22分55秒で金メダルを獲得した。銀メダルのティグスト・アセファ(エチオピア)と最後は熾烈な優勝争い。まるでトラック種目のような“体当たり”シーンも生まれ、海外ファンからは様々な声が上がっている。

 レースは残り1キロを切っても4人が先頭を争う大熱戦。最後はハッサンとアセファが争った。後方からハッサンが抜き去ろうとしたところで、アセファと肩と肩で押しあうような形になった。

 ハッサンはこれをものともせずラストスパート。最後はその差を広げ、金メダルを獲得した。2人が体をぶつけ合ったシーンはX上の海外ファンの間でも話題に。「スピードがとんでもないな」「42キロくらい通過した後こんなに速く走れるのに驚きだ……」と衝撃を受けた様子のコメントが書き込まれた。

 一方、「アセファの汚い動きだ」「アセファの品のない行動だな」「調査されるべきだ」「アセファがわざとハッサンにぶつかりに行っているようだ」「レースは残酷だね」「フェアプレーじゃないね」などと、抜かれたアセファが体をぶつけに行っていると見る声も上がっていた。

 ハッサンは今大会、2日の5000メートル予選で初レースを迎えた。14分57秒65の組2着で通過し、中2日の5日に行われた5000メートル決勝は14分30秒61で銅メダルを獲得。さらに中3日の9日に行われた1万メートル決勝で30分44秒12の銅メダル。今度は中1日(34時間半)という短さで、この日のマラソンに出場した。合わせて1大会で4レース計62.195キロという異例の超過酷ローテだった。(THE ANSWER編集部)

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