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性別騒動の五輪女子ボクサーが訴訟 ハリポタ作者とテスラCEOを名指し「反発招く悪質行為」英紙報道

THE ANSWER / 2024年8月14日 14時33分

ボクシング女子66キロ級で金メダルを獲得したイマネ・ケリフ【写真:ロイター】

■パリ五輪

 パリ五輪ボクシング女子66キロ級で、イマネ・ケリフ(アルジェリア)は金メダルを獲得した。性別適格性検査に不合格となった過去が世界的な議論になったケリフは、オンラインでハラスメントを受けたとして訴訟を開始。告訴状には、テスラ社CEOのイーロン・マスク氏や小説「ハリー・ポッター」シリーズ作者のJ・K・ローリング氏といった著名人の名前があがっていると、英メディアは報じている。

 英紙「デイリーメール」は、「イマネ・ケリフ、ボクシング五輪金メダル獲得後のジェンダー議論のネット上のいじめ訴訟で、イーロン・マスクとJ・K・ローリングを名指し」という見出しで、ケリフが「パリ五輪出場への反発を招いた“悪質なサイバーハラスメント行為”の疑い」でフランス当局へ訴訟を開始したことを伝えた。

 続けてパリを拠点とするケリフの弁護士、ナビル・ボウディ氏が米バラエティ紙へ語ったコメントとして、「テスラの大富豪とハリー・ポッターの著者は、先週、検察庁の反オンライン・ヘイトセンターに掲載された刑事告訴状に名前があげられている」と紹介。「この訴訟はマスク氏のソーシャルメディア・ネットワーク”Xに対して起こされたもので、これはフランスの法律によると“誰かわからない人”に対して起こされたものである」と伝えている。

 記事では「ローリングはある投稿で、ケリフとイタリアのアンジェラ・カリニとの試合の写真を公開し、アルジェリア人の男が 『頭を殴った直後に女性の苦痛を楽しんでいる』 と非難していた」「マスクは、水泳選手のライリー・ゲインズの『男性は女性のスポーツにふさわしくない』という投稿をリポストした。そして『その通り』とコメントした」とされている。

 ケリフと同57キロ級金のリン・ユーチン(台湾)は、国際ボクシング協会(IBA)が主催する昨年世界選手権の検査でXY染色体を持つと証明され、出場権を剥奪された。しかし、今大会は出場が認められ、ケリフの初戦を機に世界的論争に。事態を受けた国際オリンピック委員会(IOC)は2人が東京五輪、世界選手権、IBAが認可する大会などに女性として問題なく出場した経歴を強調した。

 さらに「彼女たちは突然適正な手続きなく失格させられた」と昨年の出場権剥奪の不当性を指摘。IBAはガバナンス問題などを長年抱え、パリ五輪のボクシング運営を禁止されており、2人は過去の大会と同様にパリ五輪に出場できた。IOCのバッハ会長は「女性として生まれた2人のボクサーがいる。何年もの間、女性として出場してきた。彼女らを女性として疑う余地はない」としていた。(THE ANSWER編集部)

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