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「後ろの主審もいいね」 シダマツ銅メダルで写り込んだ微笑みの1枚が「素敵」…帰国後は状況が一変

THE ANSWER / 2024年8月15日 5時33分

バドミントン女子ダブルスで銅メダルを獲得した志田千陽、松山奈未組【写真:ロイター】

■パリ五輪終了、大会の名場面を振り返る

 パリ五輪は11日の閉会式で17日間の熱戦が幕を閉じた。大会期間中には見る者の胸を打つ感動のシーンや、あっと驚くようなアクシデントなど、さまざまな場面があった。そんな出来事を改めて振り返る。今回はバドミントン女子ダブルスの志田千陽、松山奈未。銅メダルを演じて一躍、お茶の間に知られる存在となった「シダマツ」。メダル獲得を決めた試合でなんともほほえましいシーンがあった。

 マレーシアのペアを2-0のストレートで破り、銅メダルを決めた試合直後だった。ネット際に歩み寄った両チーム。それぞれが相手のペアと熱く抱擁した。目をつむり、志田、松山と抱き合ったマレーシアの2人は笑顔。勝者と敗者の垣根が消えたシーンだった。

 この場面をとらえたある1枚の写真がX上に投稿されると、海外ファンも心打たれた様子でコメントを寄せた。「素敵な瞬間、素敵な写真」「どちらも誇りに思える」「王者の振る舞い」「これこそ五輪が作られた真の理由だ」などの声が寄せられたが、さらに注目されたのは背後に写っていたレフェリー。審判台に座り、両チームに柔らかい笑みを浮かべ、視線を送っている。「後ろの主審もいいね」との声も。審判もバドミントンを作る一員。爽やかなシーンをより際立たせた。

 この試合を皮切りに一気に「シダマツ」の名は全国に広がった。特に天真爛漫なキャラとリアクションの志田は海外でも注目され、帰国後も各局の番組に引っ張りだこに。13日に出演したフジテレビ系「ジャンクSPORTS」では、大会期間中にテニスの男子シングルス金メダリスト、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と記念撮影をお願いした際に「私のTシャツがすごく乱れていて。せっかく撮ってもらったのに、撮った後に気付いた」という後悔エピソードを披露し、笑いを取った。


レフェリーの“微笑み”が写り込んだ写真【写真:新華社/アフロ】

 人気も実力も兼ね備えた2人。数々のメダリストを輩出しているバドミントン界を牽引していくペアのひとつになるだろう。(THE ANSWER編集部)

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