1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

骨折しながら42.195km完走、女子ランナーの壮絶な五輪 補欠おらず「他のレースならやめていた」

THE ANSWER / 2024年8月14日 17時33分

女子マラソンに出場したローズ・ハービー【写真:ロイター】

■パリ五輪女子マラソン

 パリ五輪の最終日に行われた女子マラソンで、英国代表のローズ・ハービーは、スタート直後から続く激痛に耐え、3時間を切るタイムで78位完走を果たした。結果的に大腿骨の疲労骨折が判明。彼女の奮闘を、英メディアが報じている。

 過酷な状況の中で、42.195キロを走り切った。ハービーは、金メダルを獲得したシファン・ハッサン(オランダ)の五輪新記録2時間22分55秒から遅れること28分8秒、2時間51分3秒でゴール。78位に終わった。英公共放送「BBC」は、「英国のマラソンランナー、足を骨折しながらもマラソンを完走」という見出しで、ハービーのインタビューを公開している。

 記事では「本当に大変だった。坂道はどうしようもなかったわ。下り坂はただ苦痛で、どんどんひどくなっていったの」とレースについて語ったハービー。五輪前には臀部の治療を受けたが、思うように回復せず。しかし英国に補欠選手がいなかったため、大会に挑戦することに決めたという。

「スタートラインでは前向きな気持ちだった」というハービーだが、レース開始から3キロ過ぎの地点で痛みが出始め、「かなり痛くなる」と確信。それでも「オリンピックのエネルギーが私を最後まで走らせてくれた。他のレースだったら走るのをやめていたわ。いつも通りに走ることができなかったもの…」と、気力を振り絞って果たしたゴールを振り返った。

「1マイル走るごとに、(婚約者の)チャーリーのところまで走ろう、次に会えるまで走ろうとばかり考えていたわ」と結んだハービー。フランスにいる友人や家族の応援に加え、婚約者への想いが彼女をゴールへと運んだと、記事は伝えている。(THE ANSWER編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください