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「君は誰かの機会を盗んだんだ」 0点酷評のブレイキン女子の悲痛な訴えも止まぬ中傷…「無視しろ」と擁護の声も

THE ANSWER / 2024年8月16日 5時13分

オーストラリアのレイチェル・ガン【写真:ロイター】

■オーストラリア代表のRaygun

 パリ五輪の新競技ブレイキン女子で3試合すべて「0点」に終わり、批判を浴びたオーストラリア代表のレイチェル・ガン(ダンサーネーム:Raygun)が自身のインスタグラムを15日に更新。無数の心無い声に傷心し、過度な誹謗中傷をやめるように訴えた。ただし、コメント欄には変わらず辛辣な声が相次ぎ、擁護する声も多数上がっている。

 Raygunは9日に行われた1次リーグB組に出場。日本では緑と黄のウェアが「クロネコヤマト」の配送員に似ていることでも話題になった。ただ3試合いずれも0-2で敗戦。パフォーマンスに対してはSNS上のファンからも疑問の声が上がっていた。15日インスタグラムでメッセージ動画を投稿したRaygunはサポートしてくれた周囲への感謝などを述べた上で、今回の騒動に言及した。

「こんなに多くのヘイト(憎悪)への扉を開くことになるとは思わなかった。正直、かなり破滅的だったわ」と傷心したことを吐露。「でも私はそこ(五輪の舞台)に行って、楽しんだ。本当に真剣に捉えていたのよ。五輪に向けて準備してきて、私の全てを出した。本当に」と大会に懸ける想いも明かした。

「ちょっと面白いこと…実はブレイキンで0点だったの(笑)」とユーモラスに語る場面もあったが、最後は「お願いだから、私の家族や、友人、オーストラリアのブレイキンのコミュニティ、そしてストリートダンスのコミュニティを苦しめるのはやめて。この結果で、みんなが多くのことを経験した。だから、プライバシーは尊重してほしい」と過度な中傷をやめるように訴えた。

 ただ、コメント欄は未だ賛否が分かれることに。「あなたがどうやって五輪に出場できたのか、調査が必要ね~」「君は誰かのチャンスを盗んだんだ」「えっと、それはヘイトじゃなくて、率直なものだよ」「正直にどうやって選ばれたのか説明してくれない?」「全力を尽くしたって? マジで!?」という辛辣な声。

 一方で「彼女は私たちみんなを笑わせてくれたのに、なんで憎しみが湧くの?」「嫌う人たちの言うことは聞かないで。無視して、幸せでいて」「レイチェル、私はあなたの味方よ」「ヘイターは無視しろ。あなたは素晴らしいんだ。とても誇りに思う」と擁護し、中傷するアンチを諫める声も少なくなかった。

 今大会はRaygunにかかわらず、アスリートに対するSNS上の誹謗中傷が問題視されており、大会が終わっても変わらない現状がある。(THE ANSWER編集部)

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