「東京に甘やかされた」 パリ五輪で“失敗”した米記者が本音「何もないよりマシだけど…」
THE ANSWER / 2024年8月16日 9時13分
■パリ五輪を取材した米記者が東京五輪と比較
パリ五輪を現地取材した米記者が赤裸々な感想を漏らした。2021年東京五輪も取材した米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」のマンシーン・ローガン記者は「東京に甘やかされた」として、パリでがっかりしたことを明かしている。
NPOのイベントオーガナイザー兼ライターとして2大会連続で五輪に関わったローガン記者。同サイトで「私はパリ五輪からちょうど帰ってきたが、期待とは全く違っていた。私を最も驚かせた7つの酷いこと」と題し、パリでの体験談をつづった。「東京は私を甘やかし、パリへの期待を高めたが、私の早期の気持ちは失望に変わった」と、東京五輪と比較してがっかりするものだったという。
東京五輪は新型コロナの影響で無観客で行われるなど制限も多かったが、「驚くことに、アメージングな経験だった」と絶賛。「東京は効率的でクリーンで親切だった。だから私はすでに2度五輪を開催しているパリにまあまあな期待を持っていた」という同記者。だが、「残念なことにパリは私の想像していた経験に近づくことすらなかった」と全くの期待はずれだったとした。
1つ目の理由に挙げたのが「暑さにもかかわらず、どこに行ってもほとんどエアコンがない」こと。1泊200ドル(約2万9860円)のホテルにもエアコンは設置されておらず、「ホテルの部屋で耐え難い暑さを経験した」。主催者から提供された宿泊所リストから選んだそうで、「もっと早く自分で選ぶべきだった」と失敗を嘆いた。
さらに「東京に甘やかされた」と嘆いたのはメディアに配られる試供品。東京ではリュックやタオル、ノートパッドにペン、クッションなどをもらったそうで、「東京の気前の良さに基づき、スーツケースにゆとりを持たせていた」がパリではコカ・コーラの水筒だけしかもらえなかったという。「何もないよりはマシだけど、感動はしなかった」と失望を露わにした。
他にも、人間を恐れないネズミの存在、交通機関の不便さ、ビザの手続き、水質、ホテルの朝食などに驚いていたローガン記者。パリ五輪では、記者にとっても想定と違った部分もあったようだ。(THE ANSWER編集部)
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