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問題発言→大騒動の韓国バドミントン選手が謝罪&要望 「お前は恵まれているという言葉より…」

THE ANSWER / 2024年8月17日 5時23分

パリ五輪バドミントン女子シングルスで金メダルを獲得したアン・セヨン【写真:ロイター】

■アン・セヨンは協会に引き続き改革求める

 パリ五輪バドミントン女子シングルスで金メダルを獲得したアン・セヨン(韓国)は16日、インスタグラムで五輪代表と国民に謝罪した一方、バドミントン協会や政府に古い慣習からの改革を求めた。決勝が行われた5日、協会批判や代表引退を示唆する発言で大問題に。帰国後は沈黙を守っていた。

 アン・セヨンはインスタグラムに6ページに及ぶ長文メッセージを公開した。周囲への感謝を述べた上で「優勝後、インタビューの場で怪我に対する質問に、ここまで7年間の代表チーム生活が頭をよぎり、心の中に収めていた言葉を口にしてしまいました」と発言当時の状況を振り返った。さらにと大騒動になったことを謝罪した。

「20歳を超えましたが、この間運動と練習だけを掘り下げており、賢く人生を広げる方法がまだ全然足りないと学びました。もう一度大韓民国の五輪代表選手と、関係者の方たちに申し訳なく、心配をおかけした国民の皆様にも申し訳ありません」

 一方、協会には「私がお話ししたいのは、不合理だが慣習的にやってきたものをもう少し柔軟に変えていきたいとするものです」と変化を切望。「特に怪我は、全ての選手にとって本当につらくて大変なこと。私もうまく回復できるような支援を望んだ」が、そうは進まなかったという。「お前は恵まれているじゃないかという言葉より、他の方法を一緒に考えてみようと私の話に耳を傾けてくれる方がいなかったのが残念です」とした。

 アン・セヨンは5日、金メダル獲得直後の取材エリアで膝と足首の負傷について「私の怪我は思ったより深刻で、簡単には治らなかった。代表チームがあまりに簡単に考えていることに失望した」と発言。メダル獲得の「原動力は怒りだ」として大問題となった。さらに帰国後、協会側はアン・セヨンの発言に反論する資料を発表。対立が深まっていた。

 さらに今回のメッセージでは、調査に乗り出すとしている政府の文化体育観光部、協会上部団体にあたる大韓体育会に対して「協会と選手が円滑にコミュニケーションをとれているか、選手の声にもぜひ耳を傾けてほしい」と求めた。(THE ANSWER編集部)

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