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松山英樹、2位転落から臨んだ17番を回顧 V手繰り寄せたバーディーは「無心で打ったら…」

THE ANSWER / 2024年8月19日 8時13分

フェデックス・セントジュード選手権で優勝した松山英樹【写真:ロイター】

■フェデックス・セントジュード選手権

 米男子プロゴルフのプレーオフシリーズ第1戦、フェデックス・セントジュード選手権は18日(日本時間19日)、米テネシー州TPCサウスウインド(7243ヤード、パー70)で最終日を行い、2位に5打差の首位から出た松山英樹(LEXUS)が通算17アンダーで優勝した。4ホールで一気に4打落とし、一時は2位に転落。再び首位に浮上した17番のバーディーを「無心で打ったら入りました」と振り返った。

 右手を握り締め、ガッツポーズを作った。首位を独走していた松山だったが、12番から15番の4ホールで一気に4打落とす急失速。猛追するホブラン(ノルウェー)に抜かれて一時2位に転落した。ホブラン、シャウフェレ(米国)と15アンダーで並んで迎えた17番パー4。約8メートルのバーディーパットを見事に沈めて再び単独首位に浮上し、自ら優勝を手繰り寄せた。

 松山は優勝後の中継インタビューで土壇場のパットを振り返り、「これが入れば凄く楽に18番に行けるなと思っていたので、あまり考えずに無心で打ったら入りました」と明かした。「自分で攻めないといけないと思いながらも、なかなか攻めることができなくて悪い方向に行ってしまった」と苦戦を回顧。「17、18番で獲ることができたので本当によかったなと思います」と安堵の表情を見せた。

 松山は銅メダルを獲得したパリ五輪後、経由地のロンドンで盗難被害にあった。PGAツアー公式サイトによると、自身の財布と早藤将太キャディー、黒宮幹仁コーチのパスポートが盗まれ、手続きのために早藤キャディーと黒宮コーチは日本に帰国せざるを得なかった。今ツアーは急遽、田渕大賀キャディーが担当。緊急事態をものともせず、アジア人初の米ツアー通算10勝目を手にした。(THE ANSWER編集部)

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