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「0点」酷評のブレイキン女子に審判員が指摘「苦戦は分かっていた」 英メディアは予選のレベルを問題視

THE ANSWER / 2024年8月21日 4時53分

オーストラリアのレイチェル・ガン【写真:Getty Images】

■オセアニア予選の審判員が明かした現状

 パリ五輪の新競技ブレイキン女子で3試合すべて「0点」に終わり、批判を浴びたオーストラリア代表のレイチェル・ガン(ダンサーネーム:Raygun)をめぐる議論が世界的に絶えない中、選考に関わった人物から意外な意見が出された。英公共放送「BBC」が伝えたもので「彼女が苦戦するのは分かっていたこと」とし、取り巻く環境から必然の流れにあったことを指摘している。

 Raygunは9日に行われた1次リーグB組に出場。日本では緑と黄のウェアが「クロネコヤマト」の配送員に似ていることでも話題になった。ただ3試合いずれも0-2で敗戦。パフォーマンスに対してはSNS上のファンからも疑問の声が上がっていた。誹謗中傷も相次ぎ、本人がSNSで言及しても騒動は収まらず、各方面からさまざまな意見が噴出する展開となっている。

 こうした中で「BBC」は「Raygunはどのようにして五輪出場を叶え、なぜ世論は分かれたのか」との見出しで記事を掲載。本文では、オセアニア予選で審判員を務めたテ・ヒイリタンガ・ウェピハ氏がインスタライブに出演した際に、Raygunが正々堂々、出場権を勝ち取ったと語ったことを記した。そうした上でウェピハ氏が「我々審判員が全員語っていたのは、(五輪で)彼女は苦戦する、完全に打ちのめされるということだね。彼女も厳しくなると分かっていた。だからこそ、彼女は勇敢なんだ」と語った戦前予想も紹介した。

 こうした主張の裏には、Raygunが五輪切符を勝ち取った舞台のレベルにも問題があるとされている。「BBC」は、昨年10月にシドニーで行われたオセアニア予選で大陸全体のBガール出場者が15人だけだったことや、AUSブレイキン(国内競技連盟)の発足が2019年と歴史が浅いことなどを指摘。ウェピハ氏も「我々は実際、引退したダンサーをメンバーに加えることもしている」「いかにシーンが小さいか分かるだろ」と競技レベルの低さにも言及するなど、騒動の根は意外に深いようだ。(THE ANSWER編集部)

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