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ボクシング日本初の1興行世界戦7試合を発表! 中谷潤人「KO目標」、天心は初の地域タイトル戦「ボクシングのお祭り」

THE ANSWER / 2024年8月22日 13時0分

会見に出席した中谷潤人(左)と那須川天心【写真:高橋学】

■井上拓真、寺地拳四朗らが10月13、14日の2日間に集結

 ボクシングの帝拳プロモーションは22日、都内で会見し、10月13、14日に東京・有明アリーナで異例の2日連続世界戦興行を開催すると発表した。日本初の1イベント7試合の世界戦となり、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)の2度目の防衛戦、那須川天心(帝拳)の初の地域タイトル戦など豪華カードが目白押し。この日は各選手が会見に出席した。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。

 超異例の2日連続世界戦の大型興行が発表された。13日にはWBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)がWBA3位の元日本王者・堤聖也(角海老)と3度目の防衛戦。元WBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)も、WBC世界フライ級王座決定戦で2階級制覇に挑む。1月の激闘後に右拳を手術し、試合間隔が空いた。

 WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は2度目の防衛戦。WBO世界ライトフライ級王座決定戦では、同級1位・岩田翔吉(帝拳)が2022年11月以来2度目の世界挑戦で初の王座戴冠に挑む。1日に世界戦4試合は5月の東京D興行に並ぶ日本最多だ。

 さらに翌14日も世界戦が3試合。中谷が同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)と2度目の防衛戦。2月に3階級制覇を達成し、7月には左ボディーストレートでわずか157秒の衝撃KO勝ちを飾った。世界で最も権威のある米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で9位につける。

 中谷は「久々のサウスポーとの対戦。楽しみながら、サウスポー対策をしっかりして、強さを発揮できる体を作っていきたい」と意気込んだ。“ネクストモンスター”という愛称も広がりつつある。「ノックアウトを目標に、沢山アクションを増やしていきたい。(ネクストモンスターに)思いはないが、沢山の期待をもらっているのは感じている。ボクシングで恩返ししていきたい」と語った。

 WBO世界スーパーフライ級王者・田中恒成(畑中)は7月の試合の前日計量で挑戦者が体重超過。試合中止になり、今回が初防衛戦となる。WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)は初防衛戦だ。

 またボクシング転向5戦目の那須川が初のタイトル戦に臨む。地域タイトルのWBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王座決定戦10回戦で、同級2位ジェルウィン・アシロ(フィリピン)と対戦。昨年4月にボクシングデビューし、世界ランカー対決となった今年7月の4戦目はノンタイトル10回戦で3回TKO勝ち。現在の世界ランクはバンタム級でWBA2位、WBC3位、WBO10位につけ、勝てば世界挑戦に近づく。

 相手のアシロは「Gladiator(戦士)」の愛称を持つ9戦全勝(4KO)の強豪。7月にWBOオリエンタル王座を獲得した。那須川は「5戦目でタイトルに挑戦できて嬉しく思う。世界を取るための過程に過ぎない。いつも以上にやっていきたい」とコメント。「前回で那須川天心の強さを見せられた」と自信を見せ、異例の興行には「ボクシングのお祭りじゃないですけど、そういう気分でお客さんにも来てほしい。ボクシングを見てもらう機会が今回で増えると思うので、どういう思いをお客さんに届けるか」と語った。

 興行名はこれまでの「Prime Video presents Live Boxing」から「Prime Video Boxing」に改称され、第10弾として行われる。日本はもちろん世界でも画期的な興行となる。

【10月13日の対戦カード】

▽WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・井上拓真(大橋)
VS
同級3位・堤聖也(角海老宝石)

▽WBC世界フライ級王座決定戦12回戦
同級1位・寺地拳四朗(BMB)
VS
同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)

▽WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦
王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
VS
同級15位タナンチャイ・チャルンパック(タイ)

▽WBO世界ライトフライ級王座決定戦12回戦
同級1位・岩田翔吉(帝拳)
VS
同級2位ハイロ・ノリエガ(スペイン)

【10月14日の対戦カード】

▽WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・中谷潤人(M.T)
VS
同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)

▽WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦
王者・田中恒成(畑中)
VS
同級5位プメレレ・カフ(南アフリカ)

▽WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦
王者アンソニー・オラスクアガ(米国)
VS
同級1位ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)

▽WBO・APバンタム級王座決定戦10回戦
同級1位・那須川天心(帝拳)
VS
同級2位ジェルウィン・アシロ(フィリピン)(THE ANSWER編集部)

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