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平均年齢23.8歳のハンド男子日本 強豪に完敗も…新監督が掴んだ手応えと課題「ヒントになった」

THE ANSWER / 2024年8月23日 11時44分

初陣を振り返るハンドボール日本代表のジローナ監督(左)と玉川主将【写真:荻島弘一】

■パリ五輪後、いち早く再始動した「彗星ジャパン」

 ハンドボール男子日本代表が22日、28年ロサンゼルス五輪に向けてスタートを切った。トニ・ジローナ新監督(51)を迎えた「彗星ジャパン」はこの日、東京・代々木第一体育館で欧州の強豪パリ・サンジェルマン(PSG)と対戦。31-37で完敗したが、攻撃面ではスピードに乗った連係で強豪の守備を崩すなど見せ場も作った。

 4年後の五輪に向けて「若手の育成」も目標に掲げるジローナ監督が、初陣に招集したのは大学生6人を含む平均年齢23.8歳のメンバー。パリ五輪代表は玉川裕康(29=ジークスター東京)だけ。エースの安平光佑(24=RKバルダル)ら海外組も不在の中での初陣に「日本の立ち位置のヒントになった」と話した。

 前半はミスもあって相手に速攻を許し、14-19と5点差をつけられた。それでも後半は修正し、23歳の伊禮雅太(いれい・うた、ジークスター東京)や末岡拓美(25=大崎オーソル)が好連係からゴール。「ディフェンスはまだまだだが、オフェンスではいい面が出た」と手応えも口にした。

 課題としてあげたのは「デュエル(1対1の競り合い)」。玉川主将もPSGとのプレーの差に「接触プレーの時にボールを生かせるかどうか」と話していた。この日の試合でもスピードでは相手を圧倒する場面があったが、接触されると弱さを露呈。さらにスピードを生かすためにも「デュエル」の強さが必要になる。

 ジローナ監督は9月に開幕する新しい「リーグH」にも期待した。「代表の強化につながるのはリーグ戦。ここで選手個々の力が伸びるように、各チームとも密にコミュニケーションをとっていく」と話す。

 ロサンゼルス五輪に向けて、他の競技に先駆けて活動をスタートさせたハンドボール日本代表だが、9月からのリーグ戦で活動は中断。今後はリーグと協力しながら代表強化のための合宿や遠征も計画していくという。

 この日、スタンドには5012人のファンが集まった。36年ぶりに予選を突破しての五輪出場、安平や藤坂尚輝(22=日体大)ら若いスター選手の登場。日本代表への期待は、間違いなく高まっている。(荻島弘一)(THE ANSWER編集部)

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