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井上尚弥の挑戦者ドヘニーに「怖い」と警戒 真吾トレーナー「パワーもある。足を止めるのは…」

THE ANSWER / 2024年8月24日 17時7分

井上尚弥戦に向け、練習を公開したTJ・ドヘニー【写真:浜田洋平】

■9.3井上尚弥VSドヘニー

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、9月3日に東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との4団体防衛戦に臨む。一方、ドヘニーは24日、神奈川・横浜市内の大橋ジムで練習を公開。視察した井上陣営は「足を止めて打ち合うのは怖い」と警戒した。NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信。戦績は31歳の井上が27勝(24KO)、37歳のドヘニーが26勝(20KO)4敗。

 バンテージを巻いた拳で強打を放った。ドヘニーはシャドー1回、ミット打ち2分、ドラムミット1分、シャドー1回の順番で練習。角度の違う左フックやフィジカルでコーナーに押し込む動きを見せた。視察した父・真吾トレーナーは「全体的にベテランチック。動きの一つひとつがベテラン」と第一印象を明かし、こう続けた。

「フィジカルが強そうですね。パワーもありそう。上半身もしっかりしている。ハンドスピードは特別なことはないです。ただ、くっついた時のパンチに気を付けないといけない。体で押し込んでくるので、ショートパンチで突き放す必要がある。足を止めて打ち合うのは怖いですね。尚弥も今は体が強くなっていますよ。でも、そのうえで相手の土俵に付き合う必要はないと思います。

 基本的にはこちらがやりたいことをやります。(雰囲気は)紳士っぽいですね。練習はしっかりやってきているように見えたので気を抜けない。フックも強そうだったし、左のスイングパンチも気を付けたい。(左フックは)上から来たり、真ん中から来たり、微妙な角度の違いを見られてよかった」

 井上はスーパーバンタム級4戦目。体もフィットしてきたが、体格を生かしたフィジカル勝負に出る可能性のあるドヘニーには付き合わないという。インファイトに対し「ブロック、ボディーワークの練習をしてきた」と明かした。

■53歳誕生日の真吾氏、尚弥からまさかのプレゼント「そろそろ使った方がいいよ、と」

 オーストラリア在住のドヘニーは、アイルランド国籍を持つ37歳のサウスポー。2012年4月にデビューし、18年8月にはIBF王者・岩佐亮佑に判定勝ちした。19年4月にWBA王者ダニエル・ローマン(米国)との統一戦に敗れて王座陥落。井上―ネリ戦では不測の事態に備えたリザーブとして待機したが、出番はなく別の選手に勝利した。現在はWBO2位につけ、パンチ力と経験を兼ね備えた難敵だ。

 この1年、大橋ジムの興行に出場してきた挑戦者は、同ジムで練習する日も。岩佐のほか、高橋竜平(横浜光)、中嶋一輝(大橋)にも勝利し、日本人キラーとされている。過去4敗だが、KO負けはない。一方、真吾トレーナーによるとスパーリングは26日に打ち上げ予定。5ラウンドを予定し、計100回に達するという。

「毎回凄く仕上がっています。前回は初回に(ダウンが)あったので、気持ちを引き締めている。尚弥のボクシングを気負わずやってもらえれば。冷静にいつも通りできれば」

 この日は真吾トレーナーの53歳の誕生日。長男から化粧水など肌ケアセットをプレゼントされたそうで「3日前にもらいました。『そろそろ使った方がいいよ』と。朝と風呂上がりに塗るらしいです。3種類あるんですよ。試合の日もバッチリやりますよ!」と嬉しそうに笑っていた。(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

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