衝撃120m打球は「人間業じゃない」 敵将が本音ポロリ…笑うしかない大谷の圧倒的な存在感

ドジャースの大谷翔平【写真：ロイター】

■オリオールズ指揮官が絶賛

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は29日（日本時間30日）、本拠地オリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。5打数無安打に終わったが、チームは6-3で2連勝をマークした。試合前にはオリオールズのブランドン・ハイド監督が大谷を「あんな選手は見たことがない」と絶賛した。

　大谷は前日の同カードで、相手エース右腕コービン・バーンズが外角へ投じたスライダーに泳がされながらも、最後は右手一本でバットを振るようにして右翼席への本塁打を放った。飛距離391フィート（約120メートル）の一撃。その後、2盗塁も決めて史上2人目の「42本塁打42盗塁」を達成。6-4の勝利に貢献していた。

　オリオールズ本拠地の米メリーランド州地元局「MASN」は29日、ハイド監督の試合前の会見の様子を放送。大谷について質問を受けると、「バーンズの外角へのバックドア・スライダーを、背中側を反対方向に動かしながら右翼席に打ち込むことができて、グラウンド上で最速の選手でもあり、マウンドからは100マイル（約161キロ）の球を投げられる。通常の人間業じゃないよね」と脱帽していた。

　ア・リーグのオリオールズが今季レギュラーシーズンでドジャースと対戦するのはこの日が最後。「彼らと3度対戦できてうれしいけど、ポストシーズンまで彼（大谷）の打席は見たくないね」と笑いながらも本音がポロリ。「彼のような選手は見たことがないよ」と最大級の賛辞を送っていた。（THE ANSWER編集部）