台風10号で過酷移動強いられた来日バスケチーム 不測の事態でも「楽しそう」前向きな姿に安堵

パース・ワイルドキャッツ【写真：Getty Images】

■Bリーグのクラブと練習試合するため来日

　台風10号が、豪州プロバスケットボール（NBL）の強豪チームにも影響を及ぼしている。Bリーグのクラブと練習試合を行うために来日中のパース・ワイルドキャッツだが、新幹線が止まるなど予定変更が続出。名古屋から横浜までバスでの移動を余儀なくされる不測の事態に陥った。それでも長旅を満喫する姿に日本のファンからは「楽しそう」「かわいい」といった声が上がっている。

　台風10号は新幹線の運転見合わせなど、公共交通機関に大きな打撃を与えた。8月28日から来日中のパースも、その影響で多くの予定変更を強いられているという。31日に名古屋Dと、9月2日に千葉J、4日に横浜BCと対戦予定だったが、初戦を30日に前倒し。さらに新幹線がキャンセルになったため、名古屋から関東へバスでの移動を余儀なくされた。

　チーム公式Xが「ナゴヤからヨコハマ　台風サンサンの脅威により私たちの新幹線がキャンセルとなったため、バスを使って日本を横断中！」と記し、不測の事態を報告。今回の来日に際して新設した日本語アカウントでも「新幹線を楽しみにしていましたが、バス移動に変更　東に向かって進行中です！　安全第一！　皆さんもお気をつけください」と車内の様子とともに伝えた。

　過酷な移動にも選手たちは笑顔。同アカウントは「サービスエリアでもぐもぐタイム」「昼食休憩」などと道中の様子をレポートし、サービスエリアで記念撮影した写真を添えた投稿では「修学旅行ではありません」とユーモアたっぷりに記した。日本のファンからは「めちゃくちゃ楽しんでるな」「楽しそう」「はあかわいい」とまさかの長旅も前向きに伝える姿勢に安堵の声が寄せられた。（THE ANSWER編集部）