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大谷の“1500万円級”40号HRを捕り損ねた男性の大ショックと学び「人生変える可能性あった。でも…」

THE ANSWER / 2024年9月2日 16時33分

40号となるサヨナラ満塁弾を放ったドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

■40号サヨナラ弾を捕り損なった男性が話題に

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は8月23日(日本時間24日)の本拠地レイズ戦で今季40号となるサヨナラ満塁弾を放った。日本人初、メジャー史上6人目の「40本塁打、40盗塁(40-40)」を達成したが、話題になったのがホームランボールを捕り損ない、落球してしまった観客の男性。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」では、その男性に関するコラムが展開されている。

 同紙のビル・プラシュケ氏が執筆したコラム。「ショウヘイ・オオタニの40-40本塁打のボールを失った男が、その見返りに見つけたロサンゼルス愛とは」との見出しがつけられている。ミネアポリス在住の保険アナリスト、トニー・ボダ氏に取材した内容が伝えられた。

 大谷の40号ホームランボールを巡っては、右翼席にいたボダ氏がグラブに当てながら落球。ボールはグラウンドに落ち、レイズ外野手のシリがスタンドに投げ返したため、ボタ氏がボールを手にすることはなかった。

 ボールが飛んできた時を回想するボタ氏は「美しい黒い夜空に向かって最後の瞬間までボールが見える。脳裏に焼き付いている。現実になるぞ。これは本当に起きている」「群衆が叫んでいるけど、聞こえない。感覚がシャットダウンして視野狭窄が起きる。ただ一つ考えることは、”ミスするな”だけ」などと表現。超貴重なボールだけに絶対掴みたかったが、チャンスを「台無しにした」と記事では伝えられている。

 40歳のボダ氏は過去15年、米国のあらゆる球場で観戦。ボールをキャッチできたのは2回だという。記事では「オオタニに会ってボールを返すチャンスはなくなった。ボダはそうするつもりだったと語った。もしオオタニがボールと何も交換したがらなかった場合の6桁の収入の予定もなくなった。ボダの野球人生最高の瞬間は消えた」と、価値が10万ドル(約1500万円)は下らないと見ていたようだ。

■「心が沈んだ」大ショックの後…ボダ氏に何が起きた?

「純粋にショックと信じられない気持ちだった」「心が沈んだ」と大ショックを受けたボダ氏だったが、その後携帯に着信があり、落球の瞬間を見ていたドジャースファンの知人が慰めてくれたという。「今、何が起きたんだ。僕は何をやってしまったんだ」と絶望するボダ氏に、知人は「君はベストを尽くしたよ。できることは全てやったんだ」と言葉をかけてくれたという。

 記事では「彼(ボダ氏)がホテルに戻るまでには、数十通のメールと多くのネット上での応援の言葉を受け取った。“荒らし”行為はなかった。侮辱もなかった。そこにあったのは、歴史的に選手に寛容であるだけでなく、お互いに寛容であるドジャース・ファンの連帯感だけだった」と記されており、落球したボダ氏を励まそうというドジャースファンの輪が広がっていたと伝えている。

 ボダ氏は「そのボールをキャッチすることは、人生を変える可能性があった。でもキャッチできなかったことで学んだことも人生を変えることだった。安っぽく、ばかばかしく聞こえるかもしれないが、ボールを失った一方で、ドジャースのファンから、自分が思っていた以上の愛、自分にふさわしいと思っていた以上の愛を得ることができた」とコメント。「LAを愛しているよ」と感謝していた。(THE ANSWER編集部)

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