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ディープ最終産駒オーギュストロダンが来日へ 名伯楽が11月ジャパンC出走示唆「彼は速い馬場を好む」英報道

THE ANSWER / 2024年9月3日 16時33分

オーギュストロダン【写真:Getty Images】

■9日のG1愛チャンピオンS後のローテに言及

 競馬のディープインパクト産駒最終世代となる欧州馬オーギュストロダン(牡4)が今秋に来日する可能性が高まった。管理する名伯楽、エイダン・オブライエン調教師が英専門紙「レーシングポスト」に語ったもので、ターゲットとなるのは11月24日に東京競馬場で行われる国際G1ジャパンカップ(芝2400メートル)。「今回も次のレースも彼に合っている」と話し、9日のG1アイルランド・チャンピオンステークス(レパーズタウン競馬場、芝2000メートル)の後、順調なら来日する方向だという。

 昨年の英愛ダービーをW制覇し、古馬との対戦となった愛チャンピオンS、米国で行われたBCターフと連勝したオーギュストロダン。ディープインパクト産駒のラストクロップとして日本の競馬ファンにも知られている。現役を続行した今年は3月のG1ドバイシーマクラシックで12着と惨敗したものの、ひと叩きした後のG1プリンスオブウェールズSを快勝。7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは5着に敗れたが、連覇を狙って今年も愛チャンピオンSに出走する。

 英専門紙「レーシングポスト」はオブライエン調教師の談話を紹介。「オーギュストロダンは(時計の)速い馬場を好み、最後の脚は素晴らしく、多くの熱意を見せた。いつもならあの段階ではないが、彼は簡単に先頭の馬を差し切った。彼はとても自信があり、私たちはそれを見るときがとても幸せだった。それは少し別格だった。彼は今4歳になり、これが私たちが感じたことだ。彼はすべて上質だ」とプリンスオブウェールズSの走りを評価した。

 そのうえでオブライエン師は「私たちは彼が2400メートルも走れる、2000メートルの馬であると考えている。彼は非常に滑らかな馬で、とてもうまくレースし、すべてを非常に簡単にやってしまう。彼は今回のレースに適合するだろうし、次のレースも彼に合うだろう」と付け加えた。

 その次走について「レパーズタウンですべてがうまくいくと、ジャパンカップになる可能性がある」と同紙は来日の可能性に言及。「オーギュストロダンはキングジョージでゴリアットに11馬身以上の差をつけられたのは馬場のせいだとオブライエンは断固として主張している」と、前走の敗因が馬場にあったことも指摘している。

 高速馬場を好み、末脚勝負というのは日本でも活躍してきたディープインパクト産駒の特長。最終世代から生まれた世界的名馬はどんな競馬を見せてくれるだろうか。(THE ANSWER編集部)

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