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37歳ドヘニーに異変「奇妙だ」「年寄りっぽい瞬間」 井上尚弥にヨロヨロTKO負けで海外記者拍子抜け

THE ANSWER / 2024年9月3日 21時45分

世界スーパーバンタム級4団体防衛戦、TJ・ドヘニーは腰を痛めて異例の決着で井上尚弥が勝利した【写真:中戸川知世】

■世界スーパーバンタム級4団体防衛戦

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との4団体防衛戦で7回0分16秒TKO勝ちした。敗れたドヘニーは前日計量から11キロも増量してこの試合に臨んだが、最後は腰を痛めたようで思わぬ決着に。海外記者も「奇妙だ」と拍子抜けしている。

 異変は7回に起きた。開始直後、井上がコーナーで連打を浴びせた。すると、ドヘニーが腰付近を押さえながらヨロヨロと歩き、ゆっくりと膝をついてダウン。TKOが決まった。突然の幕切れに会場では「えー!」と叫ぶ人も。ドヘニーはコーナーに用意された椅子にもまともに座れず、引き揚げる際も自力で歩けないのか、陣営に両肩を借りてなんとかリングを後にした。

 X上の海外ファンも次々と速報。権威ある米専門誌「ザ・リング」のダグラス・フィッシャー編集長は「これは奇妙だった。7回序盤に試合終了。ドヘニーにとっては残念なTKOだった」と投稿し、米著名ボクシング・ジャーナリストのダン・ラファエル氏は「奇妙な試合。良くない。不運な終幕だった」と無念がっていた。

 米専門メディア「ボクシングシーン.com」のジェイク・ドノバン記者は「Wow! 異様な幕切れだった。イノウエのボディーがドヘニーに痛みで背を向けさせた」と驚き。同メディアのランス・パグマイア記者は「ドヘニーにとって年寄りっぽい瞬間のように見えた……ボディーのコンビネーションが彼を捻らせてしまい、試合は終わったようだ……」と伝えていた。

 オーストラリア在住のドヘニーは、アイルランド国籍を持つ37歳のサウスポー。この日は前日計量から11キロ重い66.1キロでリングインし、前日55.3キロだった井上は62.7キロで、挑戦者と3.4キロ差だった。戦績は31歳の井上が28勝(25KO)、37歳のドヘニーが26勝(20KO)5敗。(THE ANSWER編集部)

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