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ドヘニー深夜に吐露「俺の身体が持ち堪えられず残念」 腰負傷で井上戦TKO負けも「我々はモンスターを混乱させた」

THE ANSWER / 2024年9月4日 10時1分

井上尚弥に敗れたTJ・ドヘニー【写真:中戸川知世】

■世界スーパーバンタム級4団体防衛戦

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との4団体防衛戦で7回0分16秒TKO勝ちした。敗れたドヘニーは前日計量から11キロも増量。最後は腰を痛めたようで、思わぬ形でキャリア初のKO負けを喫した。深夜に自身のSNSを更新し「身体が持ち堪えられなくて残念だった」などと心境を吐露している。

 思わぬ異変は7回に起きた。開始直後、井上がコーナーで連打を浴びせた。すると、ドヘニーが腰付近を押さえながらノロノロと歩き、ゆっくりと膝をついてダウン。これでTKOが決まった。突然の幕切れに会場では「えー!」と叫ぶ人も。ドヘニーはコーナーに用意された椅子にもまともに座れていなかった。

 ドヘニーは試合後の会見に現れず。ヘクター・バミューデス・チーフトレーナーは「怪我の状態は今は大丈夫だ。医師の診断を受け、休んでいるところ」「7ラウンドの怪我のように見えるが、6ラウンドで痛めていた。神経が痛んでいたと思う。7ラウンドで痛みが出た」と状況を説明していた。

 ドヘニー陣営のマイク・アルタムラプロモーター氏は、試合後にインスタグラムで「僕たちの夜ではなかったけど、ドヘニーはPFPで世界最高のファイターに対して、数ラウンドは間違いなく混乱させていた」「東京での困難な状況にもかからわず彼(ドヘニー)の猛烈で勇敢な戦いを誇りに思う」などと投稿。これにドヘニー本人も反応している。

 日付が変わった日本時間深夜にストーリー機能を使い、「バミューデスのおかげでスパーのように戦えていることがわかる。我々はモンスターを混乱させることができた。俺の身体が持ち堪えられなくて残念だった」と無念の思いを記していた。(THE ANSWER編集部)

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