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井上尚弥が生んだドヘニー負傷の“前兆” 常人離れした力に元2階級王者「これが違いなんだよ」

THE ANSWER / 2024年9月4日 16時33分

TJ・ドヘニーと対戦した井上尚弥(左)【写真:中戸川知世】

■世界スーパーバンタム級4団体防衛戦

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との4団体防衛戦に7回0分16秒TKO勝ちした。ドヘニーが腰を押さえてヨロヨロと膝をつく、まさかの決着となったが、その前の6回に井上が見せていた“常人離れ”した能力を元世界2階級制覇王者が絶賛している。

 6回残り10秒でドヘニーをコーナーに追い詰めた井上。頭部とボディーにパンチを打ち分け、「バチンッ! バチンッ!」と強打を次々と当てていった。会場も大盛り上がりとなるも直後にゴング。ドヘニーは右腰のあたりを気にする素振りを見せながらコーナーに戻っていった。

 米国でこの試合を中継したスポーツ専門局「ESPN」のストリーミングサービス「ESPN+」の実況席では、解説を務めた元世界2階級制覇王者ティモシー・ブラッドリー氏が「これが違いなんだよ」とボソリ。実況のベルナルド・オスナ氏が「ドヘニーは完全に肘を落としていました」とボディーが効いていたことを示唆。負傷の前兆にも見える場面で、ブラッドリー氏はこのように語った。

「(ドヘニーを)サンドバッグに変えてしまった。どれだけ鋭く、正確無比なコンビネーションだったか見たか? ピンポイントの正確さだ。それが違いなんだ。彼がギアをあげようと思えばそれも可能なんだ」

 試合後の会見にドヘニーは現れなかったものの、ヘクター・バミューデス・チーフトレーナーは「7ラウンドの怪我のように見えるが、6ラウンドで痛めていた。神経が痛んでいたと思う。7ラウンドで痛みが出た」と説明。プロモーターのマイク・アルタムラ氏も「6ラウンドでパンチが当たって腰の神経を痛めた。立て直せると思ったが、7ラウンド目に痛みが悪化した」と語っていた。

 ドヘニーにとってはキャリア初のTKO負け。井上の類まれな能力がそれを可能にしたと、名手は分析していた。(THE ANSWER編集部)

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