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50戦45敗、借金77、勝率.227 Wソックスが射程に入れてしまった“史上最弱記録”に米唖然「なんでこんなに…」

THE ANSWER / 2024年9月6日 19時3分

ドジャースからホワイトソックスに移籍したミゲル・バルガス【写真:ロイター】

■借金77、首位とは48.5ゲーム差

 米大リーグのホワイトソックスが今季、歴史的な低迷シーズンを送っている。5日(日本時間6日)終了時点で32勝109敗の借金77。勝率.227で首位と48.5ゲーム差、4位とも39ゲーム差の圧倒的最下位に沈んでいる。32勝に到達したのは最速のフィリーズから遅れること110日。1900年以降のワースト記録を複数更新する勢いだ。米ファンからは呆れた声が寄せられている。

 4日(同5日)の敵地オリオールズ戦に8-1で勝利したホワイトソックス。連敗を11で止め、今季32勝目を挙げた。MLB公式の人気番組に携わる人気コンテンツクリエイター「セスペデス・ファミリー・BBQ」のXは「2024年シーズンで32勝目を挙げた日付」と投稿。最速はフィリーズの5月17日(同18日)だそうで、ホワイトソックスは実に110日、3か月半近くも遅れての到達となった。

 11連敗は今季MLBで3番目の長さ。上にいるのもホワイトソックスで、現地7月10日~8月5日に21連敗、同5月22日~6月6日に14連敗を喫しており、“トップ3”を独占している。米放送局「CBSスポーツ」公式インスタグラムがこれを伝えると、米ファンからは「今まで見た中で史上最悪のチームかもしれない」「なんでこんなに弱いんだ?」と呆れた声が寄せられている。

 同局によると、ホワイトソックスは実際に「史上最悪」を更新する勢いだという。107敗の時点で球団の最多敗戦記録はすでに更新。1900年以降、MLBワーストは1962年メッツの120敗だが、このままいけば125敗で塗り替えるペースだ。勝率.227も1916年フィラデルフィア・アスレチックスの.235を下回り、1900年以降で過去最低。得失点差-303も、1932年レッドソックスの-345が射程圏内だ。

 米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」は2日(同3日)、Xでザック・グリンキー投手の通算長打率.336とホワイトソックスの今季チーム長打率を比較。投稿時点では.338で、好打で知られたグリンキーとはいえ、投手とほぼ変わらない成績であることを指摘した。4日に連敗を止めるまで直近50試合で45敗だったホワイトソックス。「史上最悪」の汚名を避けることはできるだろうか。(THE ANSWER編集部)

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