1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

大谷VSジャッジは「論外」 “2位”にも大谷を挙げない米記者の根拠「してないことを無視できない」

THE ANSWER / 2024年9月8日 21時3分

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

■米敏腕記者が大谷より上に推挙した選手とは

 ドジャースの大谷翔平投手か、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手か? 米大リーグのMVPがナ・リーグとア・リーグに分かれていなかった場合のMVP論争を妄想した米司会者に対し、敏腕記者が異論を唱えている。「議論にすらならない」とし、大谷は2位にも入らないと主張。ジャッジに次ぐ存在として、24歳の万能選手を挙げている。

 米国のストリーミングサービス「Rokuチャンネル」の番組「ザ・リッチ・エイゼン・ショー」に出演したのは米スポーツ専門局「ESPN」の敏腕記者ジェフ・パッサン氏。司会のリッチ・エイゼン氏がリーグごとではなくMLB全体でMVPを決めるとすれば……と仮定し、「明らかにジャッジかオオタニか」の2択だと口にすると、パッサン記者は「本当にそうか?」と割って入った。

 控えレベルの選手の出場時と比較してどれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標「WAR」では、両リーグトップの51本塁打、OPS1.151のジャッジが大谷より約2.5ポイント高いと指摘。「議論にすらならない」と“ジャッジ圧勝”を主張した。さらに「オオタニよりもウィットを上にするよ」とロイヤルズの24歳ボビー・ウィットJr.内野手が2位に入ると持論を展開した。

 ウィットJr.は今季、全選手の中で最多の143試合に出場。DHで出場した1試合を除き、全て遊撃の守備に就いている。打率.336、118得点、191安打は両リーグトップ。30本塁打28盗塁と「30-30」も目前で、OPS.994も大谷の.986を上回るメジャー3位だ。米データサイト「ファングラフス」算出のWARはジャッジと並ぶ9.6をマークし、大谷の6.8に大差をつけている。

■ウィットJr.が上の理由は「オオタニがDHだから」

 大谷は今季、昨年受けた右ひじの手術の影響で打者に専念。ここまでの139試合は全て守備に就かないDHとして出場している。同記者はウィットJr.を上にした理由を「なぜならオオタニがDHだからだ」と表現。本塁打数では差が開いていることに留意しつつも、打撃面で大谷に引けを取らない成績を残しながら「遊撃手で並外れたレベルのプレーをしている」とウィットJr.の守備での貢献度を強調した。

 同じく遊撃手のフランシスコ・リンドーア内野手(メッツ)がナ・リーグMVPの対抗馬として挙げられるが、打率.272、30本塁打、26盗塁、OPS.838と打撃面では見劣りする。同記者は「リンドーアは攻撃面で優れた(good)な選手で万能選手としては素晴らしい(great)。ウィットは攻撃面で素晴らしく(great)、万能選手としては壮観だ(spectacular)」とウィットJr.の優位性を語った。

 大谷が投打二刀流の年は「両方で平均以上の成績を残せば、彼がMVPになるべきだと思う。両方で平均以上という選手がもたらす価値は間違いなく莫大だからだ」と唯一無二の実績を称えつつ、投手をしていない今年はその分評価を下げざるを得ないと主張。「50-50に驚嘆することはできるが、彼が“していない”ことを無視することもできない」と力説した。

 6日(日本時間7日)の本拠地ガーディアンズ戦で今季45号を放ち、メジャー史上初の年間45本塁打、45盗塁(45-45)をマークした大谷。前人未踏の「50-50」にもあと5本塁打、4盗塁に迫っている。本塁打、長打率、OPS、得点でリーグトップ。打点もトップと1差で本塁打と打点の2冠王も射程圏内だ。DH専任選手としてリーグMVPを獲得すれば、メジャー史上初の偉業となる。(THE ANSWER編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください