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ジュニア世界一の18歳・田口真彩も「今のレベルでは…」 パリ五輪で刺激、佐藤灯と目指す4年後の未来

THE ANSWER / 2024年9月9日 9時25分

全日本社会人バドミントン選手権大会に出場した田口真彩(左)、佐藤灯組【写真:荒川祐史】

■全日本社会人バドミントン選手権

 バドミントンの全日本社会人選手権は8日、鳥取市民体育館などで2日目が行われた。女子ダブルスでは田口真彩、佐藤灯組(ACT SAIKYO)が2回戦、3回戦でともに2-0のストレート勝ちを収めた。期待のペアは、日本が2つの銅メダルを獲得したパリ五輪に刺激を受け、さらなるレベルアップを誓う。

 速さを活かした攻撃で勝ち切った。初戦をストレート勝ちした田口と佐藤は3回戦で清家菜々子、谷川綾組と対戦。第1ゲーム(G)を21-14で先取すると、第2Gでは粘る相手を中盤で一気に引き離して21-13で勝利した。

 2人は試合後に取材対応。田口は「難しい試合だったけれど、乗り切ることができてよかった」とし、佐藤は「決まらない展開が多いのは分かっていたので、我慢しようという気持ちだった」と振り返った。

 大きな目標は4年後のロス五輪。熱戦が繰り広げられた今夏のパリ五輪では、女子ダブルスで志田千陽、松山奈未組の“シダマツ”ペアが銅メダルを獲得。佐藤は深夜でもリアルタイム観戦し、刺激を受けた。「志田さん、松山さん以外でも女子ダブルスのA代表の選手たちは(世界で)通用する。自分たちはグレードが低い大会でも勝つのが厳しい状況だけど、オリンピックを見て自分たちもそうなりたいなと思った」と話した。


田口(右)、佐藤組は2、3回戦ともにストレート勝ち【写真:荒川祐史】

 田口は今大会、混合ダブルスにも出場。ペアを組むのは、同種目でパリ五輪銅メダルを獲得した渡辺勇大だ。東野有紗との“ワタガシ”ペアで注目された存在。田口と初めて組んだ7日の2回戦では、危なげない連係で2-0のストレート勝ちを収めている。

 柳井商工では全国高校総体の女子団体3連覇に貢献。昨年10月の世界ジュニアでは玉木亜弥とのペアで世界一に輝いた。そんな田口も「『あの舞台に4年後立てるのか』と考えた時に、今のレベルでは難しいと思えた」とパリ五輪を見て実感。「オリンピックでのメンタル面の難しさが画面越しでも伝わってきた。4年後、8年後にオリンピックの舞台に立てるように本気で頑張りたい」と静かに闘志を燃やす。

 18歳の田口と23歳の佐藤で組む期待のペア。昨年のSJリーグ開幕から組み始めてもうすぐ1年になる。「どんな選手が相手でも強みを出して戦える選手になりたいし、灯さんとのダブルスでも国内、国際大会で勝ち続けられるペアになりたい」と田口。夢の舞台へ着実に、腕を磨いていく。(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)

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