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井上尚弥戦を熱烈要求「なぜ俺と戦わない?」 王座陥落した男が「負けることを恐れている」と挑発

THE ANSWER / 2024年9月10日 13時33分

ムロジョン・アフマダリエフ【写真:Getty Images】

■元WBA&IBF世界スーパーバンタム級王者のアフマダリエフ

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との対戦を熱望する元WBA&IBF世界同級王者が、井上陣営を挑発した。ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が海外専門誌のYouTubeに出演。「彼らはリスクを犯したくないんだ。負けることを恐れている」と強気の発言を繰り返している。

 3日、元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)に7回TKO勝ちし、4団体のベルトを防衛した井上。28戦全勝の絶対王者に挑戦状を叩きつけたのは元WBA&IBF世界同級王者のアフマダリエフだ。英専門誌「ボクシング・ニュース」の公式YouTubeチャンネルに出演。「彼はどうして俺と戦いたくないんだ?」と疑問を呈している。

 アフマダリエフは昨年4月にマーロン・タパレス(フィリピン)に判定負けを喫して、王座から陥落。井上は同12月にそのタパレスに10回KO勝ちを収め、4団体統一を果たした。アフマダリエフはWBAからタパレスとの再戦を命じられていたものの、統一戦のため「ナオヤと戦うという例外を認められた」と説明。「俺は脇へ退いた。彼らがデカい試合をしたかったのは理解できる。それはいい」と回顧した。

 再戦がなくなったことには納得したものの「その勝者は俺と戦うべきだろう」と力説。WBAが6月に井上とアフマダリエフの指名試合を行うことを命じていたが、井上陣営がドヘニーと戦い「次はなんだ? 何が起こっているんだ?」としている。

 井上の次戦は12月に都内でWBO&IBF1位サム・グッドマン(オーストラリア)と戦うことが最有力。来年は米ラスベガス開催が計画され、指名挑戦権を持つアフマダリエフ(ウズベキスタン)が有力候補とされている。4日には「どのみちどっちともやるんで心配しないでください! 次がアフマダリエフになろうが、グッドマンになろうが、いずれやるんで」と全員を倒すと強調していた。

 一方、アフマダリエフは今回の動画内で「俺はボクシングができるし、パンチができるし、戦うこともできて、レスリングもできる。俺は何でもできるんだ。俺は強い男で、技術も持ち合わせている」と自信。井上が戦う意思を示しているものの「そのことは彼らも知っている。彼らはそれを知っていて、リスクを犯したくないんだよ。負けることを恐れているんだ」と挑発している。

 海外メディアなどの間でも以前から井上の対戦候補として名が挙がっていたアフマダリエフ。「人々はいつも俺の名前を出す、なぜなら俺は(試合するに)値するからだ。彼と戦い、倒す可能性がある者がいるとすれば、それは俺だということを人々は知っている」と鼻息を荒くしていた。(THE ANSWER編集部)

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