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再び負傷離脱のエ軍レンドン「禁止薬物以外全てやった」 見えぬ光明に悲痛「何を試しても…」

THE ANSWER / 2024年9月11日 10時33分

エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:ロイター】

■左腹斜筋の張りで負傷者リスト入り

 米大リーグ、エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が10日(日本時間11日)、左腹斜筋の張りにより15日間の負傷者リスト(IL)入り。2019年オフに巨大契約でエンゼルス入りしながら、満足に出場機会を得られていない現状に「禁止薬物以外全てやったよ……何をやっても何を試しても、すべてが上手くいかないんだ」と、米メディアに悲痛な胸のうちを明かしている。

 ナショナルズ在籍時に打点王を獲得したレンドンは2019年オフにエンゼルスへ7年総額2億4500万ドル(約387億円)の巨大契約で移籍。しかし21年から4年連続で長期離脱を繰り返し、出場試合数も21年の58試合が最多。満足に本領を発揮できていない。今季も4月に左太ももを痛め、筋肉の部分断裂と診断。7月に復帰したが、ここ2試合は欠場していた。ILは9月8日(同9日)に遡って適用される。

 エンゼルスの地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は、「エンゼルスのアンソニー・レンドン、怪我を克服するために『闘い続ける』とコメント」という見出しで、インタビュー記事を掲載。レンドンは記事内で、「僕が何をやっても何を試しても、すべてが上手くいかないんだ。僕は闘っている。他にやりようがないんだ」と現在の心境を吐露している。

 ここまで腰、手首、すね、ハムストリングなど様々な負傷を繰り返しているレンドン。記事では「契約の最後の2年間もこの問題が続くのを避けるために、何か違うことをする考えはないか」という記者の問いに、「ノーアイデアだ。おすすめの方法があれば取り入れるよ。血液検査、DNA検査、食べ物、栄養、アレルギー(対策)、抗炎症治療とかやりつくしたように感じる。ノー・アイデアだ。禁止薬物以外全てやったよ」と、光明を見いだせない現状を明かした。

 続けて「怪我をする前のような選手に戻れるのか」と問われると、「これだけ長い間、ケガや手術と闘ってきたのだから、何とも言えない。若返る訳ではないし」としながらも「(引退する)最後まで死ぬ気で闘い続けるつもりだ」と前を向いたレンドン。今季はここまで57試合出場で打率.218(206打数45安打)、0本塁打、14打点、OPS.574と低空飛行が続くが、「かつてのような選手にもなれず、もどかしい。辛抱強く、死ぬ気で闘い続けなければならない」と繰り返し、覚悟を新たにしていた。(THE ANSWER編集部)(THE ANSWER編集部・戸田 湧大 / Yudai Toda)

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