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山本由伸87日ぶり登板で衝撃「平均より33cmも…」 キレ◎の復帰4球目に「アァァ!」実況大興奮 4回8Kの好投

THE ANSWER / 2024年9月11日 11時41分

ドジャースの山本由伸【写真:ロイター】

■本拠地カブス戦

 米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手が10日(日本時間11日)、本拠地カブス戦で87日ぶりの復帰登板。初回のマウンドでは3者連続三振と最高の立ち上がりを見せ、4回4安打1失点、無四球8奪三振でマウンドを降りた。米実況席が衝撃を受けていたのは先頭打者イアン・ハップを仕留めた投球。「アァァ! いい感じじゃないか!」などと興奮の声が上がっていた。

 メジャー復帰登板の初回に強烈なインパクトを与えた。山本は先頭打者ハップをカウント1-2と追い込むと、4球目は鋭く縦に割れるカーブ。変化量の大きい81マイル(約130キロ)のボールは捕手の手前でワンバウンドしたが、ハップは思わず手が出て空振り。抜群のキレで、完全に翻弄した。

 この投球に驚いたのは米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席。実況のジョー・デービス氏は「アァァ! いい感じじゃないか! カーブで仕留めた! ああ、君が恋しかったんだよ」と復帰登板でいきなり見せた凄まじい投球に大興奮だった。

 また女子ソフトボールでアテネ五輪金メダルに輝いている解説のジェシカ・メンドーサ氏は「ハハハハ これはダーティーね」と思わず吹き出すほど衝撃を受けており、「ストライクゾーンで曲がり始め……プレートの手前でバウンドして、ハップから空振りを奪ったのよ。それだけ良いってことよ! そして覚えていて。彼のカーブは平均より13インチ(約33センチ)も深く変化するってことを。彼はそれを見せつけたわ」と絶賛していた。

 山本はこの後の2番スワンソン、3番鈴木誠也も三振に仕留める最高の立ち上がりを披露。本拠地のファンから歓声を浴びていた。6月16日(同17日)のロイヤルズ戦で途中降板し、右肩腱板の損傷で負傷者入りしていた山本。3か月ぶりの公式戦復帰登板は、4回4安打1失点、8奪三振と快投。投球制限もあり勝ち星はつかなかったが、復活を印象付けた。(THE ANSWER編集部)

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