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「狂ってんのか? 馬鹿野郎が!」 残り2周でのクラッシュにペレス激怒、サインツは呆然「何が起こったんだ…」

THE ANSWER / 2024年9月16日 10時9分

カルロス・サインツと接触し、リタイアとなったセルジオ・ペレス【写真:ロイター】

■アゼルバイジャンGP

 自動車レースのF1第17戦アゼルバイジャンGPは現地15日に決勝が行われたが、レース最終盤の大アクシデントで上位陣の順位が変動した。トップを追うカルロス・サインツ(フェラーリ)とセルジオ・ペレス(レッドブル)がまさかのクラッシュ。両ドライバーとも無事だったが、クラッシュ直後にペレスは「狂ってんのか? 馬鹿野郎が!」などと激しくサインツを叱責している様子をF1公式SNSが公開している。

 トップを走るオスカー・ピアストリ(マクラーレン)をシャルル・ルクレール(フェラーリ)が追い、さらにペレスとサインツが追う展開。51周で行われるレースは50周目に入ったところで動いた。ストレートでペレスがルクレールを捕らえにかかると、ターン1でその間隙を縫ってサインツがペレスをパス。次のコーナーを曲がると前に出ていたサインツが突如左に切れ込む形で、内側を並走していたペレスに接触した。2台ともコンクリートウォールに激突し、マシンは大破。両者リタイアという結果となった。

 F1公式X(旧ツイッター)は「バクーのストリートで火花が散る! サインツとペレスはこの瞬間で、事実上レースが終了し、両者とも表彰台に上がるチャンスを失った」とつづって動画を公開。その中でペレスはぶつけられた直後「何やってんだあいつは! 狂ってんのか? 馬鹿野郎が!」と激しい言葉でサインツを叱責した。一方のサインツは「何が起こったんだ?」と呆然自失の様子。無線で「大丈夫か?」と聞かれても「ああ、でも……理解できない」と言葉を絞り出した。

 レース後はお互いに平静を取り戻したようで、ペレスは自身のXに「今日もっとも大事なことは、あの事故の後カルロスと僕が無事だということだ。こんな良いレースがこんな形で終わってしまったのは残念だ」と投稿。サインツもXに「重要なのは、僕たちが無事であるということ。でも残念だ。私はレコードラインに留まり、他のラップと同じように走った。何もおかしなことはない。リアタイヤが接触するとは予想だにしていなかった」とつづっている。(THE ANSWER編集部)

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