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今永14勝目、米1年目からエース級活躍 首脳陣に感謝「素晴らしい声掛け、起用法」 規定投球回162もクリア「目標にしてきた」

THE ANSWER / 2024年9月17日 11時44分

カブスの今永昇太が14勝目【写真:ロイター】

■アスレチックス相手に6回2失点の熱投99球、1年目からエースの活躍

 米大リーグ・カブスの今永昇太投手が16日(日本時間17日)、本拠地アスレチックス戦に今季28度目の先発登板。6回5安打2失点、キャリア最多11奪三振の好投で、日本人左腕としては2002年の石井一久(ドジャース)に並ぶシーズン最多の14勝目(3敗)を挙げた。シーズン規定投球回の「162」もクリア。チームがワイルドカード争いを演じる中、移籍1年目からエースとして躍動している。

 初回、今永は1番ウィルソンにこの日の初球をライトへのスリーベースとされ、立ち上がりからピンチを迎える。しかし冷静に2番ルーカーを空振り三振に仕留めると、後続も抑えて無失点で切り抜けた。2回も得点を許さず、シーズン規定投球回数に到達した。

 序盤から大量援護を受けた今永だったが3回、ルーカーに右翼席へ38号2ランを浴びる。しかしその後は3番ブレディ、4番ランゲリアーズ、5番ゲロフのクリーンアップを3者連続三振。6回1死一塁からはソーダーストロムを空振り三振に仕留め、キャリアハイの11奪三振。2桁奪三振は3度目となった。99球の熱投でマウンドを降り、後続がリードを守り切ったことで14勝目を手にした。カブスは9-2で勝利している。

 試合を中継した地元局「マーキー・スポーツ・ネットワーク」の試合後番組では今永の会見映像を公開。相手打線については「ホームランを多く打っている選手もいますし、登板前のデータを調べてもいい打撃をする選手がたくさんいた。何とか試合の中で相手の対策を感じ取っていけた」と振り返った。

 今永は日本から移籍1年目。「まずは(規定投球回の)162イニングを投げることを目標にしてやってきた。とにかく怪我に気を付けて、ピッチクロック、マウンド、ボール、全て初めてのことだったが、怪我を未然に防ぎながら、首脳陣の素晴らしい声掛けと、起用法でうまくここまで来られている」と手応えを口にした。

 怪我無くここまできていることについては「カウンセル監督からはスプリングトレーニングの段階から、9月にどういう状態であるかが一番大事だと言われてきた。オールスターブレークも明けて、ここまで順調に来ているのは監督が僕をうまくコントロールしてくれていると感じている」と監督への感謝を口にした。

 今永はこれで直近5登板で全て勝利投手になるなど安定感抜群。メジャー挑戦1年目にして石井一久に並ぶ日本人左腕のシーズン最多勝利記録となった。ナ・リーグでも勝利数で3位に入るなど、複数の指標でトップクラスの数字をマーク。この試合では「3番・DH」で出場した鈴木誠也外野手も3安打。プレーオフ進出へ負けられないチームを日本人選手が主力として牽引している。(THE ANSWER編集部)

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