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大谷翔平48号を生観戦「衝撃でした」 最強アスリート国枝慎吾を直撃「米国人も17番。凄まじい」

THE ANSWER / 2024年9月18日 11時51分

ドジャース戦を観戦した国枝慎吾さん【写真:浜田洋平】

■同じ世界で結果を残したアスリート、国枝慎吾は謙遜「いやいや、レベルが違います」

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地マーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場し、5試合ぶりの右越え48号2ランを含む5打数1安打2打点、3三振だった。チームは9-11で敗れたが、「50本塁打&50盗塁」までともに2に迫った。一塁側内野席では車いすテ ニスで4大大会50度の優勝を誇る国枝慎吾さんが観戦。THE ANSWERの取材に応じ、「衝撃でした」と心境などを明かしてくれた。

 同じ最強アスリートの胸を打つ一撃だった。0-4の3回1死一塁。大谷は変化球を豪快に引っ張り、右翼2階席に放り込んだ。球場全体が拍手喝采。前人未踏の「50-50」までともにあと2だ。大きな放物線を一塁側内野席で見つめていたのが国枝さん。「大興奮です」。第1打席からカメラを構え、2打席目で飛び出した一発。スタンドの光景が印象的だったという。

「皆さん、そうして(カメラを構えて)いらっしゃいますから。今日も17番を着ている人が多いですし、アメリカ人も着ているのが凄まじいなって思います。日本人だけじゃなく、アメリカ人もユニホームを着て、大谷さんのことを応援しているというのは、ここにいるだけで凄く誇らしい気持ちになりました」

 米国の自宅から家族や職場のスタッフと一緒にプライベート観戦。車で3時間かけて初めて大谷の試合を見届けた。「あのホームランを見て、来たかいがありました。初めて見てこんなホームランを見られて本当に今日は最高。ラッキーです」と笑顔を見せた。

 自身も4大大会では男子世界歴代最多50度(シングルス28度、ダブルス22度)の優勝、パラリンピックで3度の金メダルを誇る最強アスリート。パラリンピックを合わせた「生涯ゴールデンスラム」も男子で初めて達成したが、大谷について「いやいや、レベルが違います」と苦笑いで謙遜。それでも、同じ日本人として世界の人々を実力で認めさせてきたのは間違いない。その難しさについてこう明かした。

「僕は今、米国で仕事をしていますけど、実際そういうところ(難しさ)はあると思うんですよね。米国人の方にもいわゆるヒーローとして、スーパースターとして認められているというのは、今日この場に来て衝撃でした。(体格も)凄いですよね。ウォーミングアップをしている時から一人だけガタイの凄さは、ここから見ていてもわかるくらい違いました。凄いことだと思います」

 昨年1月に引退を発表。今は毎試合のように大谷の試合情報をチェックするほど虜だという。「元気をもらっていますよ。ホームランを打っている日はみんなが幸せになるわけなので、それだけでも十分な影響力だと思います」と熱気に包まれた球場で感慨に浸っていた。(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

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