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今季0本塁打→9月に6発 ドジャースMVPトリオに隠れた伏兵エドマンが覚醒「少し驚いてるよ」

THE ANSWER / 2024年9月19日 12時44分

敵地マーリンズ戦で2ランを放ったドジャースのトミー・エドマン【写真:Getty Images】

■7月にトレード加入のエドマンが6号2ラン

 米大リーグ・ドジャースは18日(日本時間19日)、敵地マーリンズ戦で8-4の勝利を収めた。今季途中加入した「5番・遊撃」のトミー・エドマン内野手が6号2ラン。9月だけで6発を放ち、MVPトリオ以外に打線に厚みを持たせ、存在感を見せた。

 頼もしい伏兵が乾いた打球音を響かせた。1-0の4回1死一塁。エドマンは甘く入った変化球を逆方向へ持っていった。右越えの6号2ラン。敵地に詰めかけた多くのドジャースファンが沸いた。8月まで今季0本塁打から9月に6発と覚醒。「自分でも少し驚いてるよ」。この回一挙5得点の猛攻を呼び込んだ。

 2019年にカージナルスでMLBデビュー。21年には二塁手としてゴールドグラブ賞を獲得したが、内外野を守り、俊足巧打を併せ持つスイッチヒッターだ。チームに一人いれば安心できる存在。昨年ワールド・ベースボール・クラシックは母がルーツを持つ韓国代表で出場。7月末にカージナルスからトレードでドジャースにやってきた。

 昨秋に右手首を手術し「少しの間、打撃でも手首の感覚があまりよくなかった。スプリングトレーニングで感覚は戻るかなと思ったけど、数か月残ったままだった」と苦労した。夏前にようやく本調子に戻ったが、今度は足首を捻挫。「でも、捻挫があったことで(手首を)完全に治すことができたのかもね」と怪我の功名を明かす。

 8月にメジャー昇格。9月はこの日の試合前時点で.306、14打点、3盗塁をマークし、17試合目で6号を放った。好調の要因は「メカニックの部分かな」と説明。「地面をもっと上手く使うとか。体をもっと良いポジションに置くとか、染みついてしまった悪い習慣を壊そうと今も特訓しているよ」とボールに効率よく力を伝える練習に励んできた。

■ロバーツ監督も重要性強調「打順のどこでも置ける。相手にとって悪夢だ」

 大谷翔平、ベッツ、フリーマンのMVPトリオに隠れた29歳の伏兵が輝きを放ち、デーブ・ロバーツ監督は「パワーには驚いているよ。守備でも多才だけど、良い打席を重ねている。今夜の反対方向への本塁打は我々にとって、とても重要だった」と称賛。「短い期間にもかかわらず、移籍後すでに6発打っている。その全てが価値のある本塁打だと感じられるものだ」と高評価し、重要性を強調した。

「非常に大きな存在。スイッチヒッターだし、打順のどこにでも置ける。我々の打線をよりタフにしてくれている。どこで打とうが、相手にとってはマッチアップするのは悪夢だろう」

 チームは地区優勝マジックを1つ減らして「7」に。19日(同20日)のマーリンズ戦は10連戦の7試合目となり、プレーオフ進出も決定間近。日米20人超の報道陣に囲まれたエドマンは「ここ最近は僕のキャリアで最高の域に入るだろうね」と自信を深めた様子だ。投手陣は離脱者が多いが、大谷が49個目の盗塁を決めるなど攻撃陣の奮闘で勝利を重ねるドジャース。覚醒した男の存在はこの上なく大きい。(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

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